Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

人に言えない恋をした

あなたは、人に言えない恋をしたことがありますか。

誰かを好きになるのは、心ウキウキする素晴らしいことなのに、同時につらく哀しい気もちを抱えることになるなんてね。

きょうは、人に言えない恋のお話を紹介します。

小川糸さんの『喋々喃々』

東京の下町、谷中でアンティークのきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)の恋の物語。

ある日、お茶会に着ていくきものを探して、男性客・春一郎さんが訪れます。「僕、春一番の吹いた日に生まれたんですよ」好意が次第に恋へと発展していきます。 

([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫)

([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫)

  • 作者:小川 糸
  • 発売日: 2011/04/06
  • メディア: 文庫
 

何も望まず、自分の心だけに秘めておくつもりだった淡い想いも、ひとたび、放たれると、一気に燃え上がります。そうなると、自分の心であっても止められません。

栞の恋を知った粋な老紳士のイッセイさんは、こんな声を掛けてくれました。

人間、誰だって一回は間違いはある

間違った相手と結婚しちまうことだってあるだろ。

でも、今までに、そういうことをいっぱいやっているような男だったら止めときな。不倫ってのは麻薬みたいなもんだから、それだけで興奮するんだよ。

人に言えない恋のつらさは、本人がいちばん分かっています。 それでも、恋を続けるか。キッパリ断ち切るか、それが問題です。

 

瀧羽麻子さんの『いろは匂へど』

京都の二条で食器屋を営む紫(ゆかり)の恋物語

草木染め作家の光山に見初められ、その押しの強さにほだされて、惹かれていきます。しかし、相当な人たらしとして知られ、常識にとらわれない光山との関係は、栞の期待通りには進みません。 さらに、紫に想いを寄せる日本文学研究者のブライアンや、光山の古い女友だちの藤代さんが加わって、複雑になっていきます__。 

いろは匂へど (幻冬舎文庫)

いろは匂へど (幻冬舎文庫)

  • 作者:瀧羽 麻子
  • 発売日: 2017/02/07
  • メディア: 文庫
 

 誰かを好きになる。それは普遍的なことですが、その先に思い描いているものは、人によって大きく異なります。

それでも、私たちは誰かと一緒にいたいのか。その人と一緒にいたいのか。

 

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bookinlife.hatenablog.com

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

今週のお題「告白します」