Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

夢を手放すのは、まだ早いかも

この前、やりたいことを見つけるのは大変だ~と書きました。 

bookinlife.hatenablog.com

きょうは、やりたいこと、夢のためにがんばるお話を紹介します。

せっかく見つかった夢を簡単に手放すのはもったいないです。 

 

映画『ガタカ(Gattaca)』(アンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホークさん、ジュード・ロウさん、ユマ・サーマンさん主演)

適正がないと言われても、宇宙飛行士になる夢に向かって挑み続けた男の話。 

近未来、遺伝子情報を基に人が評価される社会で、遺伝子操作をして子どもを持つのが当たり前になっています。自然受胎で生まれたビンセントは、宇宙飛行士を夢見ますが、適性がないと判断されてしまいます。

諦めきれないビンセントは、事故で下半身不随となった元スポーツ選手ジェロームから血液、尿、心音などを提供してもら契約を結びます。

優れた遺伝子の持ち主であるジェロームになりすまして、ビンセントは宇宙飛行士候補生になり、夢まであと一歩。そこで、彼の正体に疑問をもった上司が殺害されます。

上司を殺した犯人は誰なのか。なりすましはバレてしまうのか。ハラハラするストーリーが展開していきます。

ガタカ (字幕版)

ガタカ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

夢を追いかけるのに資格はいらない 

生まれ持っていた遺伝子で将来が決まるなんて、まるでカースト制度です。

不適正とされたビンセントは無論ですが、申し分なく優れた遺伝子を持って生まれたジェロームもまた、苦しい想いを抱えています。

優遇される側と冷遇される側の、どちらも苦しくなるのであれば、何のための選別なのでしょうか。

ビンセントは、宇宙飛行士になるチャンスさえもらえれば、立派に務めを果たして見せると言います。そのためにストイックに身体を鍛え、ついに遺伝子操作で優秀な遺伝子を持っている弟との競泳で勝ちます。

適正による判別は、一見合理的のようですが、決して確実なものではなく、ただただ、人を追い詰めていきます。

どんな夢を追いかけるか、どこまで追いかけるかは、自分自身で決めてこそ、納得がいくはずです。

川端裕人さんの『太陽ときみの声』シリーズ

高校生の光瀬一輝は、サッカー部のキャプテンになり、サッカー人生をまっしぐらに突き進んでいます。そんなある日、左目がほとんど見えていないことに気づきます。戸惑っているうちに、右目の視力も落ちていきます。一輝は、絶望の中で、ブラインドサッカーに出会います。 

夢をかなえるには、夢がかなう環境をつくればいい

サッカー少年が、眼が見えなくなってブラインドサッカーをする、予定調和的な展開ですが、それだけではありません。

面白いなぁと思ったのは、ブラインドサッカーは、眼が見える健常者も参加できるということ。プレイヤーは、目の上にアイパッチを貼って、その上からさらにアイマスクをして、見えない状態に合わせて試合を進めます。視覚障がい者のためのスポーツというわけではないんですね。

ただ、ややこしいことに、国際試合の選手に出られるのは、全盲から光を感じられるまでの人に限られます。

一輝は視力低下進行中で、本来なら多少でも視力が残る方が望ましいはずですが、全盲の域までさらに低下しなければ、代表選手になれません。

進路に迷う気持ちを「ロールモデルはいたか」という質問に託して、プロサッカー選手にぶつけると、こんな答えが返ってきました。

憧れの選手を真似ても、同じふうになれるわけじゃない。
誰だって自分の未来は、自分のオリジナルだ。
なら、道は自分で切り開くものだろう

やりたいことが定まったら、それができる環境つくればいい

サッカーをしたいのに視力を失ったときに、視力があってもなくても、視力を使わずにプレーするブラインドサッカーに切り替えたように、 誰かがつくった枠組みの中では、やりたいことを果たせないのなら、自分でやれる環境をつくればいい。

簡単なことではないけれど、自分の気持ちにフタをして押さえつけることに頑張るよりも、新しい道を切り開く苦労を背負って頑張るの方が ずっと健康的です。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。