Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

メイクするのは何のため?

暑い日の メイク(お化粧)は、大変じゃないですか。

肌がほてっていると、うまくメイクがのらないいし、汗をかくと、流れてしまう。

私たちはこんな大変な思いをしながら、 何のためにメイクを続けているのでしょうか。

 

宮下奈都さんの『メロディ・フェア』

大学を卒業した結乃は、田舎に戻り、母と妹と暮らしながら、化粧品カウンターに勤めることにしました。これを機に、化粧を良く思わない母と妹との間にあるわだかまりを解き、分かり合うことを期待しているのですが、うまくいくでしょうか。

メイクが好き、きれいに新米の美容部員、結乃の奮闘

([み]3-1)メロディ・フェア (ポプラ文庫 日本文学)

きれいになりたい気持ちを大事にしたい

『メロディ・フェア』には、お化粧をめぐって不安を抱える女性たちが登場します。

主人公の結乃は、口紅が好きでメイクが楽しくてしかたないのですが、お化粧することに後ろめたい思いも抱いています。それは、母と妹が明らかに口紅を嫌っていたから。仕事に選ぶほど好きなことを家族に認めてもらえないのは、つらいよね。

人目を気にしすぎて、不自由になっていることに気づく

妹の珠美は「ひとは外見で決まるわけではない。大事なのは中身や」と常にすっぴん。幼なじみのミズキは「化粧なしでは裸で人前に出る気がする」と、表情も分からなくなるほど濃い鉄仮面メイクをしています。やっていることは正反対だけれど、ふたりとも化粧にとらわれて、どこか不安定な感じです。

似合うメイクは、その人らしさを伝える

悩むことなんかないのよ。
どんなことをしたってそのひとらしさは出ちゃうんだから 。

流行のメイクをしたって、みんな同じに見えるメイクだって、
怖いくらいそのひとらしさが出る。

つまりね、似合うメイクをするってことが
そのひとらしさを出すってことなんじゃないかしら。

きれいにするってことは、そのひとらしさを出すってことなの。

これは結乃の先輩、すご腕美容部員の馬場さんのセリフです。

きれいになりたいと思うのは、自然なこと。メイクすることで、なりたい自分に近づく、自分らしく気持ちよくいられる。そんなメイクなら、暑くたって、欠かすわけにはいきませんね。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

今週のお題「暑すぎる」