Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

日本昔ばなしは、消えていく・・・の?

あなたは、年下の人と話が合わないと感じたことはありますか。

昔は想像もしなかったものが今は当たり前にあったり、あるいは逆に、当たり前だったものが、いつの間にかなくなっていたりして、育った環境がちがうから、世代間ギャップは避けられません。

 

朝井まかてさんの『雲上雲下』

草原にいる草どんは、子狐にせがまれて、仕方ないなーと寝物語を始めます。「とんと昔の、さる昔―――」はて、わしはこの話をどこで知ったのだろう。やがて、母を探して旅する子どもが現れます。あれは、言い伝えの子どもだ、何ゆえにここに見えたんじゃろう。

いったい、草どんは、何者なのでしょうか。昔から人々が語り継いできた民話の行方をめぐるファンタジーストーリー。 

雲上雲下

雲上雲下

 

 

まんが日本昔ばなし』が懐かしい

そういえば、子どもの頃に『まんが日本昔ばなし』というTVのアニメ番組を見ていたことを思い出しました。

テーマ曲が流れると、男の子が龍に乗って現れるオープニング。
♪坊や~良い子だ、ねんねしな。い~まも昔もかわりなく~♪

あれあれ、今と昔は変わっているのですよね。

子狐が、昔話の登場人物たちを代表して言います。

「おらたちの話を、もう誰も聞きたがらない、忘れられてゆくばかりなんだ。物語の舞台ももう、身近じゃない。昔ながらの山や川、湖も姿を消して、柴を刈りに入る里山もすくなくなった。長いこと人の暮らしのそばで生きてきた狐や狸、兎や猿も」 

たしかに、私が子供のときですら、「おばあさんは川へ洗濯に」は昔話の中にしかなかったし、「おじいさんが山へ柴刈りに」はまったく想像もできませんでした。

昔話は、消えていくしかないのかな

まんが日本昔ばなし』を懐かしさと寂しさが入り混じった気持ちでネット検索してみたら、1975年から1994年まで全国放送されていたことが分かりました。

放送終了の1994年は、ちょうど日本の社会環境が大きく変わった頃。バブル景気が弾けて長い不況に入りました。Windows95の発売をきっかけに、インターネットが爆発的に普及した時期でもあります。

日本昔話とインターネット、とても同じ世界のこととは考えられません。

生活スタイルが移り変わるにしたがって、物語が理解できなくなって、そして物語は消えてしまうしかないのでしょうか。

ネット検索では、全国放送終了後に特別番組が制作されたり、再放送されていたりしたことも分かりました。ちょっとほっとしました。

昔ながらの自然、里山を舞台にした日本昔ばなし(民話)は、少しずつ忘れられていくかもしれません。

でも、いまでも、現代とはまったく異なる生活様式の時代を舞台にした作品はつくられています。江戸時代や戦国時代はむろんのこと、鎌倉時代平安時代ものもあります。

だから、私たちが日本昔ばなしに懐かしさを感じている間は消えないとおもいます。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。