Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

死後の世界は、今いるココよりも良いところなのか。

あなたは死後の世界がどんなかを考えたことがありますか。

今いるココよりも良いところなのか、それとも―――?

きょうは、死後の世界をテーマにご紹介します

 

高野和明さんの『幽霊人命救助隊』

自殺したヤクザ、会社経営者、OL、浪人生は、地上と天国の中間点に留め置かれます。神様から天国に行きたかったら、命を粗末にした埋め合わせに自殺者100人の命を救えと命じられて、幽霊となってこの世に戻り、自殺を食い止める救命活動を始めます。 

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

  • 作者:高野 和明
  • 発売日: 2007/04/10
  • メディア: 文庫
 

死んでも、この世の苦からは逃れられない

救助隊の4人は、自殺に振れていく人たちの心の暗闇をのぞくことで、自分自身の心の暗闇と向き合わされます。

自殺に振れる人たちに共感して、抱える苦悩を自殺に足る事情と考えるなら、天国に行くことはできませんし、彼らを思いとどまらせられるなら、同時に自殺に至った自身の心を救うことにつながるからです。 

つまるところ、死が苦の終わりをもたらすことはなく、この世のことはこの世でケリをつけなければ、その先に進むことはできないのです。

 

雲黒斎さんの『極楽飯店』

ヤクザの峰岸が死後に行き着いた地獄では、意外なことに快適な暮らしが待っていました。玉に瑕は、食事情ですが、町で唯一、美味しい料理を出すレストラン「極楽飯店」があることを知ります。地獄の強制労働の同じ班の仲間と共に「極楽飯店」で食事を楽しむ方法を探るうちに、宇宙の基本原理に気づくというスピリチュアル小説。 

極楽飯店

極楽飯店

  • 作者:雲 黒斎
  • 発売日: 2013/02/26
  • メディア: 単行本
 

不幸や不運は、自分が望んだものだった

宇宙の基本原理によると、「わたしたちはひとつ」で「心の底から求めたものが与えられる」。

この世で上手くいかないことがあるのは、私たちが「ひとつ」であることを忘れて、「自分」にこだわったり、恐れを抱くことで、願望の実現から遠ざかっているのだといいます。

それなら、もう死後の世界を想像したり、憧れたりするのはナンセンス。

心を開いていけば、今いるココをもっと良くすることができるのですから。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。