Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

語り手に注目!穏やかな読書をしたいときの本選び

あなたは、何を頼りに読む本を選んでいますか。

「本」と一口に呼んでいても、さまざまなものがあるように、「本を読みたい気分」もいろいろあります。

こころも身体も静かに穏やかにリラックスしたいときに、殺人鬼に襲われる恐怖でハラハラドキドキしたり、卑劣な敵と法廷で争ったりする日々に連れ出されたのでは、ゆっくり休むこともできません。

存分に読書を楽しむには、そのときの気分にあった本を選ぶことが大事です。

いわゆる本のジャンルを手がかりに選ぶ方も多いかと思いますが、
きょうは、「語り手」に注目する方法をご紹介します。

 

森沢明夫さんの『ぷくぷく』

窓辺におかれた金魚のユキちゃん。ユキちゃんは、金魚仲間からイジメられる毎日から救い出してくれた飼主のイズミが大好き。

金魚のユキちゃんの目を通して、奥手な女の子、イズミの生活が描かれます。 

ぷくぷく

ぷくぷく

 

 

大山淳子さんの『あずかりやさん』シリーズ

目の不自由な青年が営む「あずかりやさん」。お店の暖簾や古時計、オルゴール、お店にやってくる小鳥や猫、猫についているノミが、お店にどんなものが預けられたかを語ってくれます。 

あずかりやさん 彼女の青い鳥 (ポプラ文庫)

あずかりやさん 彼女の青い鳥 (ポプラ文庫)

 

 

読者のみなさまは、もうお気づきですね。

きょう、ご紹介している本の語り手は、どちらも人間ではありません。さらに言えば、自分の意思で歩き回ることもできないモノたちばかりです。

その視界の狭さにが、ちょっとした誤解を生んで、話の展開を面白くしているのですが、実にほのぼのとしたものです。

人間以外の語り手に、謎が謎を呼ぶ、裏の裏を読むといった複雑なストーリーを担わせるのには、無理があると言い換えることもできます。

お家に居ながらにして、わくわくドキドキ、アクティブに過ごしたいなら、人間以外の語り手を避けた方がいいし、ほのぼの気分に浸りたいのなら、人間以外の語り手は間違いなし。頭の片隅にいれておいてくださいね。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。