Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

心を解き放つ魅惑の食べものは・・・

最近は、手の込んだお料理にチャレンジする人が増えていると聞きました。長くなった、おうち時間の活用法であり、時間つぶしでもあるのでしょうね。

美味しい食べものは、心と身体に効きます。

美味しい食べもののが登場する話も、きっと、心と身体に効きます。

 

ラウラ・エスキヴェルさんの『赤い薔薇ソースの伝説』

台所で生まれ、料理女ナチャに育てられたティタは、生涯のほとんどを台所で過ごします。末娘は結婚せずに、母親の世話をするというシキタリに縛られ、母親の命で、恋人を姉の結婚相手に取られてしまいます。

ティタは台所で淡々と料理をすることで心をいやし、彼女の想いを受け止めた料理は、食べる人の心と身体に火を付けます。 

 ティタが愛する恋人からもらった薔薇の花びらを使った料理が、姉ヘルトゥルディス(ティタの恋人と結婚したのとは別の姉)に媚薬のような作用をもたらします。

ヘルトゥルディスの身体は熱くほてり、薔薇の香りを遠くに飛ばし、村の郊外に駐屯していた彼女の運命の相手である兵士の元まで流れていき、ふたりを結びつけます。

運命の恋人が出会う美しい場面です。

お話の世界のことと言ってしまえばそれまでですが、現実の世界でも、お酒を飲んで気が大きくなって、普段はしないような大胆な行動を取ってしまったなんて話を考えると、料理が心や身体に火をつけることはありそうですよね。

心を解き放つ魅惑の食べもの、ぜひ、一度食べてみたいものです。

ストーリーの中に、ティタの魅惑の料理のレシピが出てくるのですが、残念ながら再現はむずかしそうです。

私たちの手近で手に入る魅惑の食べものは何か・・・と考えて、思いついくのは、チョコレートです。

 

映画『ショコラ(Chocolat)』(ラッセ・ハルストレム監督 ジュリエット・ビノシュさん主演))

謎めいた女性ヴィアンヌが娘を連れて、田舎の村に越してきます。保守的な村で、よそ者の母娘は歓迎されませんが、ヴィアンヌがショコラ専門店を開くと、村人たちは好奇心が抑えられなくなります。そして、チョコレートの魅力が次第に村人たちの心を溶かしていきます。 

ショコラ (字幕版)

ショコラ (字幕版)

  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: Prime Video
 

ヴィアンヌのお店では、訪れたお客様にホットチョコレートを振舞っているのですが、お鍋からカップに注いだ後、何かを振りかけています。

「シナモン?」とたずねると、「チリペッパー」と答えています。

 なるほど、スパイスも、心と身体に刺激をくれますね。 

 

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 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。