Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

何を書けばいいのか、何を書きたいのかが、分からなくなってしまいました。

何だか、ブログに何を書けばいいのか、自分が何を書きたいのかが、分からなくなってしまいました。

書けないと嘆いているうちに、書かないことが当たり前になって、このブログが終わってしまうのは悲しいので、きょうは、まとまらない私の頭の中をお伝えすることにします。

 

まず、ご紹介しようと思っていた本はこちら。

原田ひ香さんの『おっぱいマンション改修争議』

おっぱいマンション改修争議

有名な建築家が設計したマンションの改修、建て替えをめぐって、亡き建築家の娘、建築事務所、マンションの住人達の思惑や秘密を描くオムニバスストーリーです。

 

マンションの建て替え

『~マンションの改修争議』という本のタイトルから、真っ先に思いつくのは、マンションの建て替え問題。

築50年を超え、建て替えを検討する時期を迎えたマンションが増えてきている今、ホットな話題として取り上げたいと思いました。。。が、この本では関係者の思惑と秘密を中心に描かれて、建て替え問題自体には、ほとんど踏み込まれていません。

建て替え問題を考えてみたい方には、こちら↓の記事で紹介した垣谷美雨さんの『ニュータウンは黄昏れて』の方がオススメです。分譲団地に住む主婦が、建て替え計画のために、最初は管理組合の理事として、さらに市議会議員となって奔走します。 

bookinlife.hatenablog.com

 

建築家や住民の住まいへの想い

建物の話なので、住まいへの想いを書こうかとも考えました。

おっぱいマンションは、亡き建築家の娘にとっては、家族を顧みない父親や満たされなかった子ども時代を思い出させるものであり、住民の元女優にとってはステイタスの象徴であったりします。

マンションには、関わる人々の様々な想いが込められています。ただ住む、暮らすことだけを考えても、人によって求めるものは変わりますよね。

そういえば、以前にこんな記事を書きました。 

bookinlife.hatenablog.com

 

それから、三谷幸喜監督の映画『みんなのいえを思い出しました。

家づくりを、デザイナーの友人と工務店を営む父親に任せたら、ふたりの意見が合わずにバトルが繰り広げられるというコメディ。それぞれが頑なに信じる良いものにこだわるあまり、夫婦二人の家にトイレが2つも、3つも作ることになったりして笑えます。 

みんなのいえ スタンダード・エディション [DVD]
 

  

新旧世代の対立と和解

亡き建築家である父親を嫌っていた娘みどりが、最後の一回のつもりで久しぶりに訪れたマンションの部屋を見て、父親のセンスと手腕を見直すという場面が出てきます。

悪くない。みどりは内装や父の選んだ家具を見て、認めざるを得なかった。ぜんぜん悪くない。それどころか、家のちょっとした部分、窓枠の丸みやドアノブの形、別途サイドの置物などに、みどりがこれまで選んできたものの片鱗がうかがえた。あそこも、そこも...自分がパリ(でアパートの部屋を改装に関わった経験)から持ち帰ってきて、新しいもの、新しいスタイルの提唱と謳っていたのは、子供の頃から見てきたものだったのだろうか。 

先に挙げた映画『みんなのいえ』では、デザイナーが使いたいと探す資材が、新しいもの、外国のものではなく、今は廃れた日本のものだと分かる場面が出てきます。

新しいものは、ある日突然に、どこからともなく現れるのではなく、時代の脈絡の中で生まれるということが分かります。 

 

これらが私の頭の中を流れた断片です。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。