Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

「ことば遊び」なら、道具要らずで、いつでも楽しめます

外出自粛の影響でデジタル化が急速に進行している最近は、オンライン飲み会が開かれることもあるそうですね。

きょうは、オンラインでも楽しく時間が過ごせそうな遊びが登場する本を紹介します。 

 

竹内真さんの『シチュエーションパズルの攻防 珊瑚朗先生無頼控』

大学生になった了は、銀座でバーのマダムをする叔母にボーイにされてしまいます。そこは、売れっ子のミステリー作家が集う文壇バー。夜な夜な、推理の世界が繰り広げられていましたー。了君の文豪バー小僧日記。 

シチュエーションパズル

本のタイトルにもある「シチュエーションパズル」が登場します。これは、ある風変わりな状況(シチュエーション)の解説を考えるという遊びです。

ひとり謎解きしても面白いし、出題者にイエス、ノー、どうでもいいの三通りで答えられる質問を重ねながら、 謎解きを進める過程を楽しむのも、また良し。

たとえば、こんな感じ。

シチュエーション:

夜の酒場に一人の男が入って来ました。

彼はカウンターのマスターに向かって、「み、水をくれ」と告げました。

マスターは無言のまま拳銃を構え、銃口を男に向けました。

すると男は、マスターに礼を言い、何も飲まずに帰っていきました。

 

質問1:銃口を向けられた男は驚きましたか?

回答1:イエス

質問2:男は右利きでしたか?

回答2:(謎との因果関係がないから)どうでもいい 

数人が集まったら、道具要らずで、いつでも楽しめます。

カメラなしのオンライン・チャット形式で進めても楽しそうです。

※このシチュエーションの謎解き解説は、この記事の最後に書きます。

  

北村薫さんの『中野のお父さんは謎を解くか』

出版社に務める美希が、仕事で出会う謎を国語教師の父親のところに持ち込む文学ミステリ『中野のお父さん』の続編。

前作に比べて、お父さん、老けたな~という印象がありますが、娘が可愛くて仕方ないのが伝わってきて微笑ましい、ミステリ短編集。 

中野のお父さんは謎を解くか

中野のお父さんは謎を解くか

  • 作者:薫, 北村
  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: 単行本
 

折句(アクロスティック

こちらには、 折句(アクロスティック)が登場します。

一つの文章の各行の最初の文字をつなぐと、別のメッセージが浮かび上がるというもの。伊勢物語に出てくる短歌にもある、古くから楽しまれている遊びです。

不調法ながら、やってみます。

した

ためし(イタ飯)

べに

こう

 

さ(朝)ご飯には

んごを

じって

ーストを食べられたら

れしいな

 

行の文字数を固定すると、難易度が上がります。 

何人かで宿題のように、それぞれで考えたものを持ち寄って、出来栄えを競ってら楽しそうです。

 

※上記シチュエーションパズルの謎解き解説:『男はしゃっくりを止めたかった』

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。