Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

旅のお供には何が良いかしら

あなたは旅がお好きですか。ここではない、どこか遠くへ。

ひとり気ままに行くか、皆でわいわいがやがや行くか。 同行する人によっても、旅の雰囲気は変わります。

 

勝山海百合さんの『厨師、怪しい鍋と旅をする』

厨師(料理人)の斉鎌は、キノコを採りに行った山で、桃源の李と名乗る男から黒い鉄鍋を借ります。これは、水を煮ただけで美味い出汁が取れる素晴らしい力が備わっている一方で、料理をしない日が続くと、自ら獲物を狩る暴れ鍋。

斉鎌は、鍋を持ち主に返すまで帰るなと言い渡され、怪しい鍋と共にさすらい始めます。怪しい鍋を連れた旅は怪奇の香りがします。

厨師、怪しい鍋と旅をする

旅は道連れと言いますが、水を煮ただけで美味い出汁が取れるという鍋なら、旅の供に最適です。初めて訪れる見知らぬ土地で、お腹を空かせて困る心配がありませんし、美味しい手料理をふるまって、初めて会う人と仲良くなるきっかけにもなりそう。

そういえば昔、旅先で、他の旅行者の方から自前の茶器で入れたお茶のおもてなしを受けたことがあります。「旅持ち茶器」と呼ばれる携帯用の急須と湯呑のセットで、湯呑みは、二口で飲み干せるくらいの可愛らしい大きさ。二杯、三杯と重ねるうちに、心がほぐれて素敵なひとときになりました。茶器を道連れに旅するのも、楽しそう。

役に立つモノということで言えば、ランプもいいですね。暗闇は、不安を呼びますから。私、辺りがどんどん暗くなっていく中で、帰りのバスをジッと待っていられなくて、行先が違うバスだと分かっているのに乗り込んでしまったことがあります。 夜道を明るく照らすランプがいてくれたなら、きっと頼もしい供になってくれそうです。

あなたなら、何をお供にしたいですか。  

 

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