Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

読む本を選んでもらうのも、楽しいです

あなたは読む本を誰かに選んでもらうことがありますか。あなたが面白そうと感じた本ではなくて、「あなたのために」選んだ本です。

読む本を選んでもらうのには、まず第一に自分のために選んでくれたことが嬉しいし、どんな本が似合うと思われているのかが分かって、新しい発見があります。

きょうは、本選びをテーマに紹介します。 

 

里見蘭さんの『古書カフェすみれ屋と本のソムリエ』

古本屋さんとカフェが一体になった古書カフェすみれ屋には、本のソムリエがいます。それは古本屋部分の店長を務める紙屋君。どんな本がその人に必要なのかを見抜く抜群のセンスを持っていて、紙屋君のすすめる本を買ったお客さんは、悩みごとを解決したり、前に進むきっかけをつかみます。

オーナーのすみれさんによる、とっておきのカフェごはんと紙屋君のおすすめ本日記。 

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)

  • 作者:里見 蘭
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2016/04/09
  • メディア: 文庫
 

本のソムリエである紙屋君は、古書カフェすみれ屋で理想の本屋を実現したと言います。

ふつうの本屋、新刊書店って、自分が好きな本だけを売るわけにはいかないんですよ。

自分の感性に合わないものでも売るのが仕事です。品性が下劣だと思えるような本でも、ベストセラーなら必死で仕入れる努力をする。そもそも、自分が注文しない本でも、問屋である取次から毎日たくさんの本が配本されてくる。

仕入れは難しいですが、古本屋は、やろうと思えは自分が好きな本だけを売ることができる。すみれ屋には、俺が好きなものしかありません。

せっかく紹介してもらうなら、売れ筋だからじゃなくて、選んでくれる人が好きな本、読んで良かった本をすすめてもらえた方が嬉しいですよね。

だって、紙屋君がこう言っています。

たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともある

 

大崎梢さんの『本バスめぐりん。』

友だちの紹介で、本を載せて走る図書館の巡回バス「めぐりん号」の運転手になった定年男テルさんの本バスめぐりん日記。 

本バスめぐりん。

本バスめぐりん。

 

巡回バスに載せられる本は、ほんの三千冊。膨大な本の種類を網羅しようとするだけで、いっぱいになってしまうので、決して多い数量ではありません。

それでも、貸出履歴などを参考に、巡回先によってラインナップを変えて、少しでも利用する方の嗜好や二―ズに合わせるように工夫しているそうです。本の冊数が限られていても、必ず読みたい本が見つかる環境は魅力的ですね。

 

本を探す場所は、ココと決めずにいろんな所をまわるのがおすすめです。

本を探しに、ふつうの本屋さんだけでなく、古本屋さんや図書館にも行ってください。そして、ふつうの本屋さんに行くのも止めないでください。

 だって、本バスめぐりんの司書 ウメちゃんも、こう言っています。

気に入った本を買って手元においたり、贔屓する作家の新刊をいち早く購入することで、誰でも出版界に貢献できる。誰かが支えなくては、新しい本は作れなくなる。図書館の棚もやせ細ってしまう。

いっぱい借りて、いっぱい買って、いっぱい読む、これですよ。私も買ってますから。本屋さん、大好きですし」 

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。