Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

パパの子育て

子どもができると生活が一変しますね。それは母親も父親も同様ですが、
きょうは、とくに父親に注目して、パパの子育てをテーマに紹介します。

  

辻村深月さんの『クローバーナイト』

赤ちゃんができた喜びにひたる間もなく、親の前にはママ友との付き合いに始まって、ホカツ、お受験、お誕生日会と、次々に悩みごとが出てきます。

そんな奥さんを支えて家族の幸せを守るパパのお話。 

クローバーナイト

クローバーナイト

 

 「クローバーナイト」の語り手、鶴峰裕は、育児に協力的なイケダンですが、男性であるがゆえにママ友ネットワークに入っておらず、一歩ひいたところで状況を見ることができています。お受情報が錯綜する状況を前にして、こう言います。

自分が今動かなかったことで子どもに損をさせてしまうんじゃないかっていう強迫観念みたいなものが働いてるってこともあると思うよ。

自分自身のことなら、どこかでわりきることができても、わが子の代わりに決断するのは責任重大で、考えれば考えるほど焦ってしまいます。

何が普通になるのか、常識になるのか、やりすぎになるのか。

親になってから、裕も確かにいろんな価値観が揺らいだ。今自分が”普通”と信じていることだって、ひょっとすると別の誰かから見れば限定的な世界の中でしか通用しない”不正解”かもしれないのだ。

そんな中で、みんな迷いながらどうにかこうにか手探りで”常識的な親”を目指すしかないのかもしれない。

正解のないことだから、ワンオペはきつい。一緒に迷ったり、愚痴を言い合うことのできるパートナーの存在が重要です。

 

川端裕人さんの『桜川ピクニック』

桜川保育園に子どもを通わせるパパたちの育児を描くオムニバス短編集。 

桜川ピクニック (PHP文芸文庫)

桜川ピクニック (PHP文芸文庫)

 

子育てで直面する悩みや戸惑いは、パパもママも似通っているけれど、パパがママ友ネットワークに入っていくのはむずかしい。憂さ晴らしのための集まりだと、男女別に分かれた方が気楽かもしれません。

パパの子育てが普通になった時代ですから、パパ交流会をひらいて、パパ同士でつながってみませんか。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。