Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

江戸の町で猫と暮らしたい

長かった今年の夏も、台風で吹き飛ばされたようで急に肌寒くなってきました。猫を抱いたら、懐にカイロを入れたように暖かいだろうなー。

きょう紹介するのは、江戸の猫。ちょっと生意気で、おとなしく懐のカイロにはなってくれなそうだけれど頼もしい猫のはなしです。 

  

西條奈加さんの『猫の傀儡』

江戸の野良猫ミスジは念願かなって傀儡師になります。傀儡師の役目は、人間を操って猫の難儀を解決すること。オレも他の猫を助けられる奴になりてんだ。

キジトラ猫に花盗人の疑いをかけられた、隣のお嬢さんと遊んでいた仔猫のクロ助がいなくなった。ミスジは、おっとり長屋で暮らす阿次郎の好奇心をくすぐっては、持ち込まれる事件を解決に導きます。野良猫ミスジと阿次郎の事件簿。 

猫の傀儡(くぐつ)

猫の傀儡(くぐつ)

 

あなたも、わたしも、いつのまにか猫の手先にされているかもしれません。

阿次郎いわく
『どうもあいつがいると、変わったことや面白いことに、良く当たるんでさ』

猫に操られる日々は、退屈しなくて楽しそうです。

 

田牧大和さんの『鯖猫長屋ふしぎ草紙』

江戸の貧乏長屋に住み着いた三毛猫のサバ。長屋の人たちから「大将」と呼ばれて頼りにされ、まるで大家か差配人のよう。なんでも、命を落とす事故に巻き込まれるところを助けてくれたそうな。

訳ありそうな独り身の若い女が越してきたり、幽霊に追われた読み本の作者が逃げ込んできたり。三毛猫サバが長屋で起こる事件を仕切ります。  

鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙 (PHP文芸文庫)

鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙 (PHP文芸文庫)

 

こんな頼もしい猫なら、ぜひとも親しくなりたい。
サバの大将、家移りしたくなったら、声をかけておくんなさい。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。