Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

ただ一緒の時を過ごせることが嬉しい

あなたは恋をしていますか。ただ会えるだけで嬉しい、一緒の時を過ごすことを大切に想う、そんなピュアな気持ちを思い出したくて。 

きょうは、刹那の恋をテーマに紹介します。 

 

七月隆文さんの『ぼくは明日、昨日のきみとデートする

美大生の南山高寿は、電車の中で一目惚れします。この人しかいないと声を掛けて恋人同士になります。彼女、愛実ちゃんはとても可愛くてミステリアス。寂しがり屋で毎日会いたがるけれど、門限と電話は午前0時まで。感激屋ですぐに嬉し泣き。そして「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」と見つめてきます。

彼女から重大な秘密を打ち明けられて、甘い恋が一転して心を締め付ける切ない恋に変わります。 

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

 

 恋は、共に過ごせる時間が限られていると、いっそう甘美にロマンチックに感じられます。

   

恩田陸さんの『ライオンハート

エドワードとエリザベス。ふたりは生まれる前にも遠い未来にも会うことが決まっている運命。決して結ばれることはないけれど、何度も何度も転生しては、めぐり会います。出会った瞬間にお互いであることに気づく、その瞬間の幸福は何物にも代えがたい喜び。でも、なぜなんだ。なぜ僕たちなんだ。

深く愛するがゆえに別離が苦しく、深く愛するがゆえに短いひとときの出会いのために人生をかけてしまう、時空を超えた壮大で美しいラブストーリー。 

ライオンハート (新潮文庫)

ライオンハート (新潮文庫)

 

エドワードは、未来も過去も順番もごちゃまぜの記憶をひもとき、いつもほんの短い時間だけやってきては心を奪っていく女性、エリザベスの正体をつきとめます。決して結ばれない運命にあることを知ってもなお、出会えてよかったと言います。

一瞬の逢瀬のあまりのすばらしさに、その後突き落とされる別離に絶望した。(中略)それでも(中略)たとえ、夢でも一瞬でも構わない。私を夢見てくれたあなたを、私は誰よりも深く愛してしまったから

どんなにつらい運命と引き換えになるとしても、出会いを喜べるのが究極の愛です。

  

【関連記事】 

bookinlife.hatenablog.com

bookinlife.hatenablog.com 

bookinlife.hatenablog.com

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。