Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

進む道に迷ったときは、どうしたらいい?

あなたは、人生の岐路に立って、進む道を決められずに迷ったことがありますか。

わたしたちの人生は、悩んだり迷ったりの繰り返し。どうやって迷いを乗り切ればよいのかを知りたいです。 

 

近藤史恵さんの『エデン』

プロの自転車ロードレース選手のチカがフランスのチームに移籍して半年、憧れのツール・ド・フランスを目前に控えているときに、スポンサーの撤退が決まります。チームが解散したら、日本に帰ることになるかもしれない。焦るチカに、監督は新しいスポンサーを獲得するためにライバルチームのエースをアシストするように指示します。チームが存続しなければ走れない。しかし、そのために自分のチームのエースを見捨てるのか。チカの苦悩と迷いが始まります。。 

エデン (新潮文庫)

 

他のチームのエースをアシストする指示は、選手たちを戸惑わせ、チームのまとまりがなくなって、ギクシャクします。

チームだったり、会社だったり、組織に所属していると、「それはおかしいんじゃないか」と首をかしげてしまう妙な指示を受けることがあります。政治的判断とか、大人の選択と言われるけれど、それは無理を通すための方便にしか聞こえません。でも、将来がを左右する選択であることを考えたら、拒絶するのは得策ではないかもしれません。

チカは、悩み続けた後で、こう言います。

ずっと考えていたんです。(尊敬している)あの人だったら、今のぼくの立場になったとき、どうするんだろうって。

あの人だったら、ヨーロッパで走り続けるためなら、どんなことでもするかもしれない。いや、するはずです。

だから、どうしても考えが決まらなかった。
でも気がつきました。ぼくは彼ではない

悩みがあるとき、ロールモデルとなり人がいるなら、その人ならどうするかと考えるのは良い方法です。問題を客観視するのに役立ちます。

ただ、どんなに一生懸命考えたところで、その人になれないし、その人にとって最善の答えが自分にとっても最善だとは限りません。

どこまで考えても分からないのなら、 思わしくない結果を迎えることになったときに、それを仕方ないと受け入れられるもの。その道を進むことを思い浮かべたときに気持ちが楽になるものがいい。たぶん、それが自分らしい答えです。

 

【関連記事】 

bookinlife.hatenablog.com

bookinlife.hatenablog.com

bookinlife.hatenablog.com

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。