Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

夜寝る前に読む本

あなたの寝る前の儀式はなんですか。

儀式というと大げさに聞こえますが、歯を磨いたり、お風呂に入ったり、寝る前に必ずしていること。決まった順番で寝る準備を進めることで、だんだん心も身体も眠る体制に入っていきます。読書を寝る前の儀式に取り入れるのもいいですよ。

きょうは、夜寝る前に読むのにふさわしい本を紹介します。

 

吉田篤弘さんの『月とコーヒー』

さみしい町の喫茶店ゴーゴリで出会った青年と娘さん。町はずれの小さな映画館の映写技師とそこに夜食のサンドイッチを届ける娘さん。小さな工場で万年筆の青いインクをつくる職人とこのインクにほれ込んだ文房具店の娘さんの話など。 

月とコーヒー (文芸書)

月とコーヒー (文芸書)

 

ちょっと心温まるショートショートストーリーが優しい言葉で静かに語られます。いっきに読むのではなく、一話ずつゆっくり味わたくなります。

 一日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました。

(中略)この先、この人たちはどうなるのだろう―と思いをめぐらせているうちに、いつのまにか眠っているというのが理想です。

作者もこう、あとがきに書いていますから間違いありません。 ぜひ、夜寝る前に読んでください。

 

佐藤さとるさんの『机の上の仙人 机上庵志異』 

ある日、作者の机の上に一軒の小屋が出現し、扉が開いて中年の男と犬が飛び出してます。男はどうも祖母が大事にしていた公家や姫君や武士が出てくる怪談の本と関わりがあるようなのですが、仙人の机上庵と名乗り、たびたび登場しては不思議な話を語るようになります。中国の奇譚集『聊斎志異』をもとに書かれた怪奇短編集。 

机の上の仙人: 机上庵志異

机の上の仙人: 机上庵志異

 

 机上庵仙人はドラマティックな登場を果たした後は、きょうは石の話、仙人の話という具合に、何の前振りもなく語り始めます。また、各話は何のつながりもなく独立しているので、一話ずつ味わうのに向いています。 

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。