Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

心に流れる音楽の中に「自分」が見つかります

あなたには、ふと気がついたら口ずさんでいる音楽がありますか。 

それはあなたが好きな曲ですか。それとも、たまたま耳に残っている曲なのでしょうか。

 

瀧羽麻子さんの『ありえないほどうるさいオルゴール店』

運河のほとりにあるオルゴール専門店。そこでは、耳利き職人がお客の心の中に流れている音楽からふさわしい曲を選んで、オリジナルのオルゴールを作ってくれます。

お母さんから幼い息子へ、夫から闘病中の妻への贈り物。少女バンド仲間の卒業記念。恋人との別れを目前に感じる男、不仲だった父親の法事で帰省した男、 自分の気持ちが分からなくて迷っている少女にふさわしい曲は何でしょうか。自分の心の中に流れている曲に気づいた人たちは、一歩前に進む勇気を手に入れます。

7つのオルゴールで心をいやす短編集です。

ありえないほどうるさいオルゴール店

心を流れる音楽を鳴らすオルゴールを受け取った客は、あ~この曲かと喜ぶこともあれば、え~この曲かと怒り出すことも。いずれにせよ、自分の心を流れている曲が何かは自分では分からない。それでいて、耳にすればそれと分かるもの。自分の心を流れている音楽に気づくことは自分を再発見することなのです。

私たちの心には、どんな音楽がどんな曲が流れているのでしょうか。心に流れている曲は、好きな曲とは限りません。

人生の大事な場面でたまたま流れていた曲が、意外に長く心に残ることもある。音楽は大切な思い出を呼び起こす。

そういえば、キリリとカッコイイ男を描いていたはずが、キュートなガールズ・ポップをかけていたら、可愛らしい男になってしまって、慌てて曲を変えたという話を聞いたことがあります。

私たちは、そうと意識しなくとも、音楽の影響を受けながら生活しています。そう考えたら、たまたま聞いていた好きでもない音楽に左右されるのでは残念な気がします。

せっかく聴くなら、なりたい自分にふさわしい曲を選んでみて。繰り返し聴いているうちに自分の一部になって、なりたい自分に近づいていきます。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。