Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

理不尽には団結してあたれ!

あなたは「こんなのおかしいよ! 」って思ったとき、どうしていますか。

大きな声で抗議しますか。それとも泣き寝入り?

きょうは、団結して闘う!をテーマにご紹介します。

 

畠中恵さんの『ちょちょら』

多々良木藩の間野新之介は、亡き兄の後を継いで江戸留守居役につきます。平々凡々な自分に留守居役の大役が務まるかと不安を抱えているところに、幕府から多大な費用負担を強いるお手伝い普請が命じられるという秘密情報をつかみます。藩財政は既に困窮していて、引き受ける余裕はありません。藩を救うためには...そこで新之介が思いついた秘策とはなんだったでしょうか。新米留守居役の奮闘記です。 

ちょちょら (新潮文庫)

ちょちょら (新潮文庫)

 

新之介は全藩が逃れる「総抜け」を思いついて、他藩の留守居役たちを集めて協力を呼びかけますが、猛反対する藩あり、残りは消極的な賛成といったところ。共通する困りごとを抱えていても、なかなか手を取り合うことはできないものです。

新之介を支える裕福な商人、青戸屋は「総抜け」を聞いてこう言います。

本当にやりおおせましたら、江戸留守居役の皆様の間に、この後の財産ともなる結束が生まれましたでしょう。

何か大きなことを成し遂げるときは、結束して一丸となってあたることが必要だけれど、結束は最初からあるわけではなくて、一緒に立ち向かっている中で生まれます。

 

映画『パレードへようこそ(Pride)』(マシュー・ウォーチャス監督、ベン・シュネッツァーさん主演)

ロンドンで暮らすゲイのマイクは、炭鉱労働者のストライキをニュースで知って、ゲイ仲間に支援しようと呼びかけます。彼らの敵はサッチャーと警察、僕らと一緒だ。

マイクと仲間たちが募金活動をしたり精一杯の支援をしますが、炭鉱労働者の中にはゲイやレズビアンからの支援を受けるのを嫌がる人が出てきます。弱者の世界にも偏見や差別があるのか。助け合うって、どういうことなのでしょうか。

正義のために闘う。弱者のために、友のために闘う。 何が相手であれ、簡単なことではありません。闘うのにはエネルギーがいるし、結果の保証はありません。

でも、諦めきるのは早いです。 『パレードへようこそ』は実話に基づく友情ストーリーですから。

誰かを想う純粋な気持ちは通じるし、めぐり巡って自分のところに返ってきます。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。