Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

自分らしくいれば、居心地の良いところに行きつく...かも

楽しい時間も、いつか終わるときが来ます。ちょうど、学校を卒業するように。終わるのはさみしいけれど、もっと楽しい時間に出会えるかもしれないと考えたら、ちょっとわくわくしてきます。

 

輪渡颯介さんの『別れの霊祠 溝猫長屋 祠之怪』

溝猫長屋のお騒がせ4人組、忠次、留吉、新七、銀太の幼なじみ、お転婆なお紺ちゃんに縁談が持ち上がります。好奇心にかられて縁談相手がどんな人なのかを探ると、幽霊を「見る」「聞く」「嗅ぐ」力が発動します。お多恵ちゃんは成仏したのではなかったのか。お紺ちゃんの縁談の行方はどうなるのでしょうか。

ちっとも怖くない、幽霊が出てくる楽しいお話です。

別れの霊祠 溝猫長屋 祠之怪

 

『別れの霊祠』は、溝猫長屋に訪れた変化の兆しと共に幕を開けます。

お騒がせ4人組が 親元を離れて奉公や修行に出ることが決まり、長屋をねぐらにしていた犬の野良太郎がいなくなります。大家さんは長屋に住み着いた16匹の猫の引取り手を探し、一匹一匹といなくなります。

そういえば「人気シリーズ完結」という謳い文句がついていた、楽しい溝猫長屋も終わりとさみしい気分になるのは一瞬のこと。相変わらず、お騒がせ4人組は好奇心を抑えることなく奉公先や修行先を抜け出すし、お紺ちゃんお転婆ぶりを発揮します。

なんと、溝猫長屋はさみしくなるどころか、にぎやかになってしまうのです。これは完結編ではなく、ドラマでいうところの新シーズンに入った感じです。

たぶん、変化が訪れたときに、相変わらずの自分でいることが大事です。急に取り澄ましたところで、別の人になることはできません。相変わらずの自分、ありのままの自分でいる方が無理をすることもなく、居心地の良いところに行きつくものなのかもしれません。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。