Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

未来が輝くかどうかは自分次第、それが希望です

あなたは、未来が分からないことで不安を感じることがありますか。 あなたの未来はこうなるよって教えてもらえたら、気が楽になるとおもいますか。

 

梶尾真治さんの『この胸いっぱいの愛を

羽田から飛行機で門司に向かった6人は、自分が1986年の門司にいることに気づきます。この年、彼らは人生を変える苦い経験をしていました。過去の世界に飛ばされた理由は分からないけれど、あの出来事を変えることはできないだろうか。

会社員の鈴谷比呂志は、祖母が営む旅館に住み込みの下働きとして潜り込み、チャンスをうかがいます。鈴谷が変えたい出来事は何で、その試みは成功するのでしょうか。

他には、母親と死に別れたヤクザ、事故で息子を亡くした元夫婦、足の不自由なおばあさん、コンプレックスを抱える大学教授も登場します。 

この胸いっぱいの愛を

 『この胸いっぱいの愛を』で過去に飛ばされた登場人物たちは、悔いの残っている過去を変えよう、未来を変えようと努力します。過去の自分に会えちゃうので、なんと主人公の鈴谷は、「おまえの人生が素晴らしいものになる」からと言って、まだ子供だった過去の自分に人生改造十か条を渡します。

これによって、タイムトラベルには付き物の謎、過去や未来を変えられるか、過去と未来の自分が同時に存在できるかの答えが、どちらもが出来るだということが分かります。

過去や未来が変えられる前提でなければ、ストーリーが成り立たないと言ってしまえばそれまでですが、現実の世界も同じです。未来が揺るぎなく決まっているなら、あれこれ悩んだり、努力してもしょうがないですから。

つまり、私たちが悩み迷うのは、未来が変わると、未来が変わるかもしれないと信じていることを意味します。自分の言動で未来が変わる、未来を素晴らしいものにできるとおもうから、今日の頑張りが生まれます。

未来が決まっていないから不安になります。でも、未来が決まっていないから、頑張りがいがあって、希望があります。

 

【関連記事】 

bookinlife.hatenablog.com 

bookinlife.hatenablog.combookinlife.hatenablog.com

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。