Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

家政婦は見た!...なんちゃって

昔、「家政婦は見た!」という大人気のドラマがありました。普段そこに居るのにいないような、透明人間の扱いを受けている人が、外には出したくない事情や秘密を知りうる立場にあるという事実が恐ろしくも面白いですよね。

家政婦さんには縁がないと言う方も、お気を付けください。事情や秘密は、ゴミからも漏れていきます。芸能リポーターの中には、狙っている芸能人が出したゴミをネタに記事を書く人もいるそうです。

きょうは、透明人間になるお仕事をテーマに紹介します。 

 

宇江佐真理さんの『口入れ屋おふく 昨日みた夢』

おふくは、実家の口入れ屋に居候している出戻り娘。失踪した夫を諦め切れず、女中のなりてが見つからないときの助っ人をして過ごしています。

奉公先で女中働きをする中で、自分とは異なる金銭感覚、親子、夫婦のあり方を目の当たりにして、おふくの気持ちにも変化が訪れます。。。 

口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)

口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)

 

 

近藤史恵さんの『女性清掃作業員キリコ』シリーズ

清掃員のキリコは、ミニスカートのギャルファッションに身を包み、早朝や深夜のオフィスでチャキチャキお掃除をしています。キリコを見かけた人は、まず清掃員らしからぬ服装に眉をひそめ、次に手際のよい仕事ぶりを知って興味をかられます。

部下の扱いに悩む課長さん、お客さんの勝手に振り回されるライターさん、失恋したモデルさん。キリコは、鋭い観察力で、持ち込まれたオフィスの謎を解き明かします。  

モップの精は深夜に現れる (文春文庫)

モップの精は深夜に現れる (文春文庫)

 

1作目『天使はモップを持って』天使はモップを持って (文春文庫)

2作目『モップの精は深夜に現れる』モップの精は深夜に現れる (文春文庫)

 

透明人間の扱いまではいかなくとも、仕事ぶりが十分に評価されないことがあります。悲しいことです。でも、そんな心無い対応を気にしはいけません。

キリコは、自分の代わりがいくらでもいるのに頑張っても仕方ないという愚痴を聞いて、こう返します。

どんな仕事をしてたって、代わりの人はいるよ。だって、いなくちゃ困るじゃない。自分が本当に大変で休まなければならなくなったとき、だれも変わってくれないなんて困るよ。

(中略)

でも、わたしは、自分が好きだからここにいるの。ほかに代わりがいるかもしれないけど、それでもここにいたいの。だから、いいの。代わりの人に取られないように、一生懸命やるの。

大事なのは、仕事に対する自分の気持ちです。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。