Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

住まい事情の陰にはドラマがあります

あなたは、住まいに求めるものは何ですか。寝る場所が確保できれば、十分ですか。

住まいには、貸す側も借りる側も事情があって。住み始めたら、また新たな事情も出てきたりして。事情だらけで考え出すとキリがありませんが、居心地よく暮らすためには、ちょっとは気にした方がいいですよ。

きょうは、 住まいの事情をテーマに紹介します。

 

内山純さんの『ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを』

不動産会社ツノハズホームの賃貸物件担当の澤村聡志は、ナンバーワン営業成績を誇る神崎くららと営業パートナーを組まされます。澤村は、営業活動が苦手で、お客さんに言われるままに、右往左往するばかりの日々を送っていましたが、神崎の登場をきっかけに、関係者の事情が見えてきます。大家の事情、入居者の事情、入居申込人の事情、その土地の事情。 楽しいミステリーです。

ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを
 

事情というものは、心に秘めていると負担になるものです。事情を隠して済ませようとするよりも、思い切って口にした方が、分かり合えて良い結果につながるかもしれません。

 

加藤元さんの『十号室』

森下詩乃は、亡くなった伯母が残した一通の手紙を読んで、伯母が住んでいたアパートに越してきます。そこでは、月に1度、入居者が集まるお茶会が開かれていて、伯母さんも話のネタになります。詩乃は、生前の伯母の生活、苦悩を探りながら、伯母に託された謎に挑みます。哀しいミステリです。 

十号室

十号室

 

近所づきあいは、住み心地につながる悩み事の一つ。仲良くしたいけれど、ベッタリも嫌。お茶会はうらやましくもあり、恐ろしい気もします。

お互いに様子伺いをしていると、仲違いはないけれど、仲良くもなれません。勇気を出して、お茶に誘ってみませんか。ただし、噂話はほどほどに。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今週のお題「読書の秋」