Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

「助け」はどこから来るのか

「助け」は、どんな時にどこからやって来るのでしょうか。

困っていても、誰からも助けてもらえないこともあれば、助けを期待するよりも早く、思いがけないところから、助けの手が伸びてくることもあります。どこに違いがあるのでしょうか。 

 

森沢明夫さんの『ヒカルの卵』

「卵かけご飯の専門店を出すぞ」蛍原集落の村田二郎は、美しい故郷の過疎化を止めようと立ち上がります。ど田舎の山奥に客が来るものかと、村中から馬鹿にされますが、唯一の財産である養鶏場を借金の担保にして、二郎は突き進みます。

元ガキ大将の臼山大吉とマドンナ中村直子は、幼なじみの無謀な挑戦を放っておけず、こっそり手を組みます。二郎の村おこし「卵かけご飯」作戦は、うまくいくのでしょうか。

ヒカルの卵 (徳間文庫)

 

無謀な村おこし作戦に挑む二郎という人物には、こんな特徴があります。

  • いつもニコニコ笑顔
  • 口癖は「ツイてる」
  • 損得ではなく、善悪で動く

やっぱり、愛されキャラが必要な「助け」を呼ぶのでしょうか。常に笑顔を絶やさず、何があってもポジティブ変換。なかなか真似できるものではありません。

裕福と幸福ってのは、別物だべ 

二郎を批判する村人たちに向けられた、含蓄の深いセリフです。 

自分の損得を考えるのは、当たり前のこと。誰だって、自分を守らなければなりません。おかしくなるのは、損得をお金に換算して計るからではないでしょうか。

他の人に喜んでもらえることを嬉しいと、心から受け止められたなら、 きっといろんなことが上手く回り始めると思います。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今週のお題「読書の秋」