Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

犯罪者になった後も、人生は続きます

もし、あなたの家族が犯罪者になってしまったら、どうしますか。

犯罪者の家族だということで、あなたにも白い目が向けられるかもしれません。家族を憎みますか、許せないですか。

きょうは、犯罪者の人生をテーマに紹介します。

 

原田ひ香さんの『人生オークション』

瑞希は、就職せずに大学を卒業して時間があるので、叔母のりり子の部屋の片づけの手伝いに行かされます。りり子は、不倫の末、刃傷沙汰を起こして離婚にいたり、一人暮らしを始めたのです。りり子の部屋は、トラック1台分の段ボールであふれかえり、生活できる状態ではありません。ふたりは、荷物を手放すことを決めて、ネットオークションに出します。荷物が片付くにつれて、気持ちも整理されていきます。。。 

人生オークション (講談社文庫)

人生オークション (講談社文庫)

 

  

乃南アサさんの『いつか陽のあたる場所で』

29歳の小森谷芭子は、人目を気にしてビクビクしながら暮らしています。ご近所には外国帰りと言っているけれど、本当は刑務所帰り。家族に縁を切られて、心を許せるのは、同じ刑務所で知り合った42歳の江口綾香だけ。

綾香はパン職人を目指して頑張っているけれど、芭子にはやりたいこともなく、将来に前向きになれません。いつか過去から解き放たれる日はくるのでしょうか。前科持ちの芭子と綾香が支え合いながら、未来に向かって歩いていく話です。 

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

 

 2作目『すれ違う背中を』すれ違う背中を (新潮文庫)

3作目『いちばん長い夜に』いちばん長い夜に (新潮文庫)

 

本人がどんなに後悔しても、後悔したりない失敗。家族がどうしても許しがたい失敗もありますが、それでも、過去は変えられず、人生は続いていきます。

苦しいけれど、簡単ではないけれど、本人も家族も、過去を受け入れるところから始めるしかありません。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今週のお題「読書の秋」