Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

心を癒す現代小説を見つける3つのポイント

過日には、心を癒すほっこり系小説として、江戸人情小説を取り上げました。

きょうは、現代を舞台にしたほっこり系小説を紹介します。 

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小路幸也さんの『東京バンドワゴン』シリーズ

下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家に、亡くなったサチおばあちゃんがとどまって、家族やご近所さんが関わる事件や謎を語ります。

東京バンドワゴン (集英社文庫)

東京バンドワゴン (集英社文庫)

 

最新作は、第13冊目『ヘイ・ジュード』ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

 

坂木司さんの引きこもり探偵シリーズ

保険外交員の坂木司が、引きこもりの友人、鳥井の関心を外の世界に向けようと、日常の謎を持ち込む安楽椅子探偵小説です。 

青空の卵 (創元推理文庫)

青空の卵 (創元推理文庫)

 

第2作目『仔羊の巣』仔羊の巣 (創元推理文庫)

第3作目『動物園の鳥』動物園の鳥 (創元推理文庫)

 

この2つのシリーズを心を癒すほっこり系小説としてお勧めするポイントは、3つあります。

1.日常ミステリー

夢中になって読めるストーリーは、いろいろありますが、 殺人事件や愛憎もつれるハラハラドキドキのサスペンスは、刺激が強すぎて、ほっこりできません。

日常の小さな謎を追いかけるくらいが、心を癒すのにちょうどいいのです。

 

2.知り合いが増えていく

どちらのシリーズも、日常の小さな謎を持って現れた人物が登場人物に加わっていきます。ちょうど、新しい友だちができた!という感じなので、読んでいる方も嬉しくなります。

しかも、この新しい友だちは、初登場では、ちょっと嫌なやつだったり、悪いことをしていたりします。この嫌なやつたちが受け入れられるってことは、初対面でヘマをしても大丈夫だって、希望が持ててほっこりします。

 

3.連作短編

連作短編の素晴らしいときは、長編のような積み重ねられたストーリーでありながら、読みたいときに読みたいだけ読めるところです。 

長編小説は、結末まで読み切らないとスッキリしませんが、ほっこりするために、夜更かしをするのは 本末転倒です。

シリーズの順番通りに読むのも良し、気に入ったストーリーをピックアップして読むのも良し。普段から手元に置いて、癒されたいときに取り出すなら、連作短編が向いています。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今週のお題「読書の秋」