Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

映画を観てから読むか、読んでから観るか

あなたは、映画の原作本は、映画を観てから読んだ方がいいと思いますか。それとも、映画を観る前に読んだ方がいいと思いますか。 

映画か原作のどちらか一方で十分という方もいらっしゃると思いますが、比較するという楽しみ方もありますよ。

 

映画『リバー・ランズ・スルー・イット(A River Runs Through It)』

 (ロバート・レッドフォード監督、クレイグ・シェイファーさん、ブラッド・ピットさん主演)

リバー・ランズ・スルー・イット [DVD]

 

原作

ノーマン・マクリーンさんの『マクリーンの川(A River Runs Through It )』 

マクリーンの川 (集英社文庫)

マクリーンの川 (集英社文庫)

 

 

ストーリー (原作と映画には、細かい設定の違いがあります)

モンタナ州の牧師一家は、自然に囲まれた暮らしを愛し、二人の息子は幼い頃から父親にフライフィッシングを習います。真面目な兄ノーマンと陽気な弟ポールの兄弟には、性格は異なりますが、フライフィッシングで結ばれた絆があります。

ノーマンは、不器用で、フライフィッシングの腕前も弟にはかないませんが、堅実に生きていきます。一方、大人になったポールは、喧嘩っ早く、賭け事におぼれます。

ノーマンは、ポールを手助けしようとしますが、ポールの生まれ持っての頑なな性格やプライドが災いして上手く行かず、そして事件を迎えます。。。

 

原作にない映画のシーン

①ボートで川下りをするシーン

青年になったノーマンとポール兄弟が、遊び仲間が荒れ狂う川の様子にしり込みする中を、二人で川下りに挑戦する話は、映画のオリジナルです。二人の性格の違い、絆の存在が伝わってくる美しいシーンです。

 

ジェシーが暗いトンネルの中に自動車を走らせるシーン

原作のノーマンは既に結婚しているので、ジェシーと知り合い結婚を決めるのは映画の中だけ。

ノーマンを自動車で送るジェシーが、立ち往生する車でふさがった道路を避けて、見通しのきかないトンネルの中に自動車を走らせる話も、原作にはありません。ジェシーの勝気な性格が分かり、また二人の将来につながる良いシーンです。

 

映画が先! 映画を観てから読むメリット

モンタナの美しい自然やフライフィッシングの情景は、大自然の中に身を置いた経験が少ない人には、文章だけでは想像しにくいものです。

先に映画で観ていると、あの神秘的な情景を思い浮かべながら、原作小説を読むことができます。

  

原作が先! 映画を観る前に読むメリット

本を先に読む最大のメリットは、先入観なしに自分の想像を自由に広げられることです。例えば、ブラッド・ピット演じる弟のポールは、輝く笑顔の持ち主ですが、 原作にポールの人相や背格好に関する記述はありません。原作の文章だけで想像したら、全く別の顔を思い浮かべるかもしれません。

次に、映画を観るときにストーリー展開を追いやすくなります。映画化されたときにカットされた場面もありますし、一瞬の映像に込められた意味を見落としてしたり、別に解釈してしまうこともあります、先に原作を読んでいると事情が分かっているので、ストーリー展開に戸惑わずに済みます。

 

映画を観てから読むか、読んでから観るか。どちらがいいかは、作品によって変わります。『リバー・ランズ・スルー・イット』の場合は、映画を先に観るのがお勧めです。

 

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。