Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

このまま仕事を続けて良いのでしょうか

あなたは、今のお仕事をどのくらい続けていらっしゃいますか。

仕事を始めたばかりの頃は、新しいことへの戸惑いや上手くできないことに悩んで、段々こなせるようになると、嬉しくなってバリバリがんばって。

やがて、仕事に新鮮味がなくなった頃に、このままでいいのかなっていう迷いが出てきたりします。

きょうは、仕事を続ける悩みをテーマに紹介します。

 

山本幸久さんの『天晴れアヒルバス』 

ヒルバスの高松秀子は、バスガイドになって12年。課長に次ぐ古株のベテランですが、人生を迷走中。新人教育を担当した後輩たちは、あり得ない失敗やミスを連発するポンコツだったのに、いまではヒット商品となるツアーの企画を出して大活躍しています。秀子が企画したツアーは、終了していく一方。カレシいない歴も12年。秀子は、仕事もプライべートもイマイチで、情けなくて惨めな思いを抱えています。

そんなある日、秀子は、外国人観光客向けのオタクツアーを任せられます。コンビを組む通訳ガイドは、本田光太。本田は、態度の悪さで悪名高い人物。秀子の嫌な予感が的中してトラブルが続出します。秀子のベテランのバスガイドぶりに、ご注目ください。

『ある日、アヒルバス』の続編で、元気がもらえるお仕事小説です。

天晴れアヒルバス

天晴れアヒルバス

 

 前作『ある日、アヒルバス』ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)

 

秀子は、「デコ(秀子)さんこそアヒルバスだ」と言って、後輩が自分に感謝していたと聞いてもピンときません。秀子が自然にしていることは、わざわざ改めて褒められることには思えないからです。

人には、得意不得意があります。他の人ができることが自分にできなかったとしても、決して、それは自分の方が劣っていることにはなりません。

もし、どうしても出来ない自分を数えるのを止められないのなら、他人よりも出来る自分も数えてみませんか。案外、自分が何の苦も無くやっていることをできない人って、たくさんいるものです。そうしたら、上とか下とか、優劣ではなくて、得意なことが違うのだって気がつけます。

 

碧野圭さんの『書店ガール3 託された一冊』

神興堂の書店員、小幡亜紀は、育児休暇を終えて吉祥寺店に復帰します。出産前とは担当が変わり戸惑うことも多く、また幼い息子の体調に振り回されて、思うように働けません。新しい本を仕掛けたいと張り切る後輩の姿に、かつての自分をみて、モヤモヤします。

そこへ、本社の事務職への異動を勧められます。本社勤務は、遅番や休出が少なくて、ワーキングマザー向き。自分の望みは、吉祥寺で、書店の現場で働くこと。亜紀は、変わりゆく環境の中で働き続けることについて考えます。そして、亜紀が出す答えは何だったでしょうか。 

『書店ガール』シリーズは、女性のキャリアを考えるのにピッタリのお仕事小説です。

書店ガール 3 (PHP文芸文庫)

書店ガール 3 (PHP文芸文庫)

 

1作目 『書店ガール』書店ガール (PHP文芸文庫)

2作目 『書店ガール2』書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)

 

私たちの生活環境、職場環境は、変化します。 子供ができた亜紀のように、変化の要因を自分が作ることもあれば、人事異動のように、他からもたらされることもあります。いずれにせよ、変化を避けることはできません。

私たちがしなければならないのは、自分が大事にしたいものを見極めて、それを守りぬくこと。変化ではなくて、大事にしたいものに集中して考えたなら、きっと自分にピッタリの選択肢が見えてきます。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。