Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

人知れず...世界を守っています

あなたは、目に見えないものを信じるタチですか。妖怪や魑魅魍魎...

科学が発達して、文明社会が進んで、たくさんの不思議が解明されていますが、それでも、やっぱり、人知を超えた不思議、解明しきれないことはあります。

きょうは、人知れず世界を守る役目をテーマに紹介します。

 

小路幸也さんの『猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷』

ある日、和弥が家に帰ると妻が猫になっています。妻の優美子は、亡き恩師の一人娘で、蘆野原の家系に嫁がせたいと託されたのでした。

蘆野原の郷は、あの世とこの世をつなぐ境目にある土地。蘆野原の一族は、古くから人の世に起こる災厄をはらう役目を担っています。

蘆野原の長筋にある和弥は、幼なじみの泉水と共に、粛々と役目を果たしながら考えます。なぜ、妻は猫になってしまうのか。時代が移り変わる中で、蘆野原の存在意義はあるのだろうか、と。

戦前を舞台に、人知れず使命を果たす穏やかな日々が描かれます。 

猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

 

二作目『猫を捜す夢 蘆野原偲郷』猫ヲ捜ス夢: 蘆野原偲郷 (文芸書)

こちらは戦後、和弥と優美子の息子、正也の使命を果たす日々が描かれます

 

梶尾真治さんの『アラミタマ奇譚』

大山知彦は、婚約者の苫辺千穂の両親に挨拶するために、千穂の実家がある熊本に向かう飛行機に乗っていて事故に遭います。飛行機は阿蘇山の斜面に激突して墜落し、知彦以外の乗客乗員は見つかっていません。いったい何が起こっているのでしょうか。

知彦は、行方不明の千穂を探すうちに、古来から阿蘇の大地を守ってきた鎮守役の存在を知ります。そして、千穂や行方不明者たちが担っている役割、智彦自身の使命が明らかになります... 

アラミタマ奇譚 (祥伝社文庫)

アラミタマ奇譚 (祥伝社文庫)

 

 

 一人暮らしを始めたばかりの人が、自分が料理しないとご飯がないし、掃除しないと部屋がきれいにならないことに気づいたなんて言います。

私たちは、駅に行けば電車に乗って遠くに行くことができたり、スーパーに行けば食べ物が手に入ることを当たり前に考えています。でも、それは誰かが、私たちの必要のために準備していてくれたことで実現しています。

きょうの暮らしを当たり前に成り立たせてくれている全ての人に感謝します。 

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。