Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

心が疲れたときは、山に行きませんか

あなたは、心が疲れたときは、何をして過ごしますか。

疲れた頭では、何をすれば良いか分からなくなってしまうので、普段から「心を癒す行動リスト」を用意しておくのがお勧めです。山に行くのもいいですよ。

きょうは、山登りをテーマに紹介します。

 

北村薫さんの『八月の六日間』

アラフォー女性のわたしは、ひとりで山歩きに出掛けます。3年ほど前、雑誌の副編集長の仕事で心をすり減らし、私生活もどんより不調で、疲れ切っていたときに、同僚に誘われて出掛けた山景色に心を打たれたのです。

それ以来、わたしは、休みを取っては、お気に入りの本やお菓子を持って、山に向かいます。道中出会う人と言葉を交わしたり、美しく険しい山景色を眺めたりして過ごす非日常の時間を重ねながら、わたしの心が癒されていく5つの連作短編です。 

八月の六日間 (角川文庫)

八月の六日間 (角川文庫)

 

 

夏川草介さんの『神様のカルテ0』

神様のカルテ』シリーズの前日談にあたる短編4話で、「冬山記」には、シリーズの主人公、栗原一止を支える妻ハルこと山岳写真家の片島榛名が登場します。

50歳の誕生日に離婚届を手渡された健三は、冬山で滑落します。帰る場所もないし、死ぬのもいいかとぼんやりしているところを榛名に助けれられ、ヒュッテの冬季小屋で夫婦の登山家と言葉を交わします。健三は、生きる気力を取り戻すのでしょうか。 

神様のカルテ0 (小学館文庫)

神様のカルテ0 (小学館文庫)

 

榛名は、なぜ健三を助けたのかを問われて、こう言います。

人の抱え込んでいる哀しみや苦しみなんて、山にとっては何の関係もないことのはずなのに、なぜかここを訪れると癒される気がします

 

生きていればときには、山に逃げ込むことだってあります。でも山が好きなら、ここを悲しい場所にはしないでください。

山は、帰るために登るんですから。

 

あなたも、心が疲れたときは、山に行ってみませんか。そして、また帰って頑張りましょう。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

今週のお題「リラックス」