Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

もう一つ別の人生があるのなら...

もし、あなたの過去をひとつだけ変えられるとしたら、何を選びますか。もちろん、変えた後の人生が思い通りに行くとは限りません。それでも、やり直してみようと思いますか。

きょうは、もう一つの人生をテーマに紹介します。

 

小路幸也さんの『リライブ』

死を目前にした人の前にバクが現れます。夢ではなく、思い出を食べるバクです。あなたの思い出をください、代わりに、人生の何かひとつを変えられるときに連れていきます。その瞬間から人生を生き直すことができます。

バクの申し出を受けた人たちは、大切なものを取り戻すために、恋をやり直すために、後悔しない行動を取るために、過去に戻っていきます。彼らの新しい人生は、満足のいくものとなるのでしょうか。7つの短編連作です。 

リライブ

リライブ

 

きっと、このバクの提案を受けなかったら、死後の世界で、提案を受けていたらどうなったろうって、考えるのでしょうね。やらずに後悔するよりは、やって後悔しよう、なんて言いますが、上手く行っても、行かなくても、もう一つの人生の行方を考えずにはいられないのが、私たち人間なのだと思います。

 

映画『天使のくれた時間』(ニコラス・ケイジ主演)

マンハッタンの大手金融会社の社長、ジャックは、会社帰りに寄ったスーパーで、ちょっとした人助けをします。翌朝、見知らぬ家で目覚めます。そこは、かつてキャリアと恋人を計りにかけて選ばなかった世界。別れた恋人のケイトと夫婦で2人の子供がいて、ニュージャージー郊外の家に住み、ケイトの父親が経営するタイヤ店で働いています。

仕事で成功を収めた独身貴族のジャックは、家族にぎやかで、生活費を切り詰めた暮らしに戸惑います。元の世界の会社で仕事を得ることができ、ケイトにマンハッタンで裕福な暮らしをしようと持ち掛けますが、それは自分たちの望みとは違うと反対されます。ジャックは、キャリアと家族の選択に迫られて、どうするでしょうか。 

さらにこの後、ジャックは元の世界に戻ります。もう一つの人生を知ったことで、生活に変化があるのでしょうか。

天使のくれた時間 [DVD]

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『リライブ』と『天使のくれた時間』で大きく異なるのは、もう一つの人生を知った後で、元の人生に戻るところです。過去は、何も変わっていません。

私たちの現実の世界も、あのとき、あーしていたら、こーしていたらと考えたところで、過去の事実を変えることはできません。

でも、もし、もう一つの人生の方に良いものがあると思うのなら、もう一つの選択をする自分になったつもりで、今現在の状況でできることを選択すれば、その良いものを引き寄せることになると思います。未来は、変えられます。

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。