Book In Life 迷子の本棚

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主婦を訪れる危機 3つの知恵で乗り切ろう 

あなたには、悩みごとがありますか。私は、いつも何かに悩んでいるような気がします。あーでもない、こーでもない、どうしようって。悩みのない生活なんて、あり得ないのではないかしら。

きょうは、主婦を訪れる危機(悩み)をテーマに紹介します。

 

久田恵さんの『主婦悦子さんの予期せぬ日々』

59歳、専業主婦の悦子は、先行きを考えて、うんざりしています。夫の定年が近く、夫婦二人きりの生活が始まります。息子は就職できずパラサイトで、頼りになりません。老母は80歳で、そろそろ介護が必要かもしれません。

そこへ、娘が家出離婚します、しかも妊娠しています。実家の母親を訪ねると、弟が離婚とリストラを経て戻っていて、母親には年下のボーイフレンドがいると聞かされます。予定外の展開が重なって、悦子は泣き出してしまいます。 この先、どうしたらいいのでしょうか。 

主婦 悦子さんの予期せぬ日々

主婦 悦子さんの予期せぬ日々

 

自分の身に起こると深刻な悩みだけれど、世間一般からすると珍しくもなく、ちょっと可笑しかったりすることってありますね。主婦悦子さんを訪れた危機は、ちょうどそんな感じ。むしろ、わいわいがやがや、楽しそうで、うらやましくなります。 

自分事として困っているという方には、『主婦悦子さんの予期せぬ日々』に出てくるセリフに、日常の危機を乗り切る知恵が込められていて参考になります。 

1)その課題は誰のものか?

そもそも、離婚は息子が直面している人生の課題であって、母親の自分の課題ではない。他者の課題を背負ってはならない、事態を混乱させるだけだから。

2)他者に期待を持ったりしないで生きる。

あなたの悩みや苛々ってさ、夫とか子どもとかに過剰に期待しているから、生じているのよ。夫は自分をシアワセにするべきだ、優しくするべきだ、子供は、母親の私をシアワセにすべきだ、喜ばせるべきだ、なあんて思い込んでいるんじゃないの。

みんなね、自分のために生きているのっ。そのためにそれぞれの人生があるの。期待するのなら自分に期待しなさいよっ

3)状況が変われば考えも変わる  

その時、その時で、環境や状況が変わると、考えることも、夢見ることさえも、それにつれて変わるのね、って思ったのよ。六十歳と八十歳とでは、ずいぶん心境が違うらしいのよ

 

垣谷美雨さんの『夫の彼女』

39歳のパート主婦、小松原菱子は、夫のインターネット履歴から20歳の女性、星見のブログを見つけます。ブログ内容を読むうちに、夫とこの女性の浮気を疑います。

菱子は、星見を公園に呼び出します。ふたりが言い争っていると、赤いドレスを着た老女が現れ「物事は相手ん立場ん立って考えてみることが大切ばい」と言って、ふたりの体を入れ替えてしまいます。問答無用の入れ替わり生活が始まります。

菱子は、元ヤンの星見に代わって、会社に行きます。星見は、真面目な主婦の菱子に代わって、家事や子供の世話をし、PTAの集まりにも出席します。ふたりは、入れ替わり生活を頑張りますが、明らかに言葉遣いや服装が異なり、周囲を戸惑わせます。この先、どうなるのでしょうか。 

夫の彼女

夫の彼女

 

ありきたりですけれど、相手の立場に立つと違うものが見えてきたりします。

  

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。