Book In Life 迷子の本棚

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運命は変えられます!

あなたは、占いはお好きですか。先行きに不安を抱えたり、迷ったりしたときに、占い師に相談したことは、おありでしょうか。

自分の運命がどうなるのか、すごく気になることありますよね。でも、せっかく教えてもらった運命が、あまり嬉しくないものだったら、どうすればよいのでしょうか。

 

浅田次郎さんの『蒼穹の昴

 19世紀末、清朝時代の中国を舞台にした歴史小説

貧しい糞拾い少年の李春雲は、星読みの白太太に「お前には昴という星がついていて、天下の財宝を手に入れる」と告げられます。一方、同じ村の地主の息子、義兄弟の梁文秀は、白太太に「お前は宰相か大臣になる」と告げられます。

梁文秀が宰相への道である難関の試験に合格したことが分かると、李春雲は、自分へのお告げも現実になるに違いないと考えます。金もない、つてもない、学問もない自分が立身するには、どうすればよいのか。李春雲は、自ら浄身し宦官となる決意をします。

清王朝が混迷する中、李春雲と梁文秀は、それぞれ政治の中枢に向かっていきます。ふたりの運命は、どうなるのでしょうか。 

蒼穹の昴  全4巻セット

 

星読みの白太太は、こう言います。

わしは人間の力を信じておる。人間には誰しも、天上の星々をも動かす力が眠っておるのだと信じておる。(中略)

 

わしは信じたいのじゃよ。この世の中には本当に、日月星辰を動かすことのできる人間のいることを。

 

自らの運命を自らの手で拓き、あらゆる艱難に打ち克ち、風雪によく耐え、天意なくして幸福を掴みとる者のいることをな

そう、運命は変えられると信じることから始まります。

そして、たぶん素晴らしい運命が用意されているとしても、ただ待っているだけでは駄目なのです。李春雲は、どうしたら立身できるかを考えました。梁文秀は、必死に勉強しました。 自分の努力があってこそ、実現するのです。

つまり、告げられる運命が好ましくても、好ましくなくても、すべきことは変わりません。自分の運命は、自分で切り開くのです。

 

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