Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

あなたの居場所は、どこですか

あなたの居場所は、どこですか。そこでは、どんな役割を担っていますか。

もし、お家や職場で、居たたまれない思いを感じることがあるのなら、ちょっと、立ち止まって考てみてください。

きょうは、居場所をテーマに紹介します。

 

原宏一さんの『踊れぬ天使 佳代のキッチン』

佳代は、厨房車に乗って全国を旅する「調理屋」。食材を持参してもらえれば、どんな料理でも作ります。

佳代が旅する調理屋を始めたのは、失踪した両親の行方を捜すためでした。両親捜しに一応の決着がついた今、佳代は、落ち着かない想いを抱えています。

弟から「おせっかいの塊」と呼ばれる佳代は、行く先々の土地で悩める人に遭っては、何とかできないかと心を砕きます。悩める人たちとの関わりの中で、佳代が見出したものは何だったでしょうか。 

踊れぬ天使 佳代のキッチン

踊れぬ天使 佳代のキッチン

 

佳代は、過去に自分も苦労したから、困っている人を放っとけないと言います。この感覚を大事にしたいです。

苦労は少ないに越したことはないですが、苦労の経験があることで、他人の痛みを理解できるのなら、他人に優しくできるのなら、苦労した甲斐があったと言えるかもしれません。 また、苦労の経験の先に、自分の役割が見つかるかもしれません。

 

加藤元さんの『ひかげ旅館へいらっしゃい』

有村なるみは、突然の父親の訃報を聞いて、父親が経営していた「ひかげ旅館」に向かいます。両親が離婚して以来、顔を合わせることはなかったけれど、いつも手紙で悩み相談に乗ってくれていました。本当なら、夫とギクシャクするばかりで離婚目前なことも相談したいと思っていました。

傷心のなるみを迎えた「ひかげ旅館」は、おんぼろで、悪趣味な安宿。訳ありの従業員に、訳ありの泊り客。なるみは、父親の意外な素顔を知っていく中で、戸惑いながらも、自分の道を見つけます。 

ひかげ旅館へいらっしゃい

ひかげ旅館へいらっしゃい

 

表通りの旅館には、表通りの商売があるし、ひかげ旅館にはひかげ旅館の生き方があるでね

 これは、なるみの父親の生前の言葉です。

人の生き方は千差万別。自分らしくいられるところが、自分の居場所で、自分の生き方です。 

 

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。