Book In Life 迷子の本棚

読書で心を癒しましょう。テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています。本に出てくるお料理の再現にも挑戦しています。

「マリア」に託された思いとは。。。 

あなたの名前には、どんな意味が込められていますか。名前は人を表すと言われることもありますが、あなたは賛成しますか。小説の登場人物の場合は、間違いなく、名前がそのキャラクターを表しています。何しろ、ストーリー(言動)が決まってから、名前が付けられるわけですから。

きょうは、マリアという名をテーマに紹介します。 

 

原田マハさんの『まぐだら屋のマリア』

マリアは、辺鄙な土地「尽果(つきはて)」にある食堂「まぐだら屋」の料理人。この地にたどり着いた、迷い、さまよい、追い詰められた人々をマリアは「いらっしゃい」と言って迎えます。傷ついた人々は、何も問わずに受け入れられ、生きる理由を見つけ、生き抜く力を得て、帰っていきます。一方、食堂のオーナーである女将は、悪魔と呼びます。マリアと女将の間に何があったのか。いったい彼女は、聖母なのか、娼婦なのか。

 「まぐだら屋」には、互いの過去を探り合わない不文律があります。相手を思いやって問いたださない。でもその前に、自分が自分の過去を明かしたくないのです。他者に優しくできるのも、自らが 痛みを知っていればこそ出来ることなのかもしれません。 

まぐだら屋のマリア (幻冬舎文庫)

まぐだら屋のマリア (幻冬舎文庫)

 

 

浅田次郎さんの『きんぴか』

マリアは、「血まみれのマリア」の異名をもつ救命救急センターの看護婦長。患者の血を浴びても、ひるむことなく治療を行い、たくさんの瀕死の患者の命を救っています。身も心も疲れ果て、治療にあたらないときは、救えなかった命を思って、お酒を飲んでくだを巻きます。

やっぱり、人間だもの。誰かを救うだけではなくて、自分も救われたくなります。与えるだけでも、与えられるだけでもなくて、与えあう、支え合うことが必要なのだとおもいます。 

血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

 

第1巻 三人の悪党 三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

第2巻 血まみれのマリア 血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

第3巻 真夜中の喝さい 真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)

 

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