Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

婚活女子の結婚観と生き方

あなたは、婚活されていますか。どうして結婚したいのですか。どんな相手と結婚して、どんな生活を送りたいと思っていますか。

きょうは、婚活のテーマで本を紹介しますよ。

 

垣谷美雨さんの『農ガール、農ライフ』

派遣切りと同棲中の恋人との別れのダブルパンチで、路頭に迷った32歳の水沢久美子が農業を始める話。えっ農業と婚活に関係があるの?と思われるかもしれませんが、ストーリーに結婚観がふんだんに詰まっていて、久美子自身も婚活パーティに参加するのです。果たして、久美子の農ガールライフは上手く行くのか。結婚相手は見つかるのか。 

農ガール、農ライフ

農ガール、農ライフ

 

結婚観を考える手始めとしては、久美子が同棲している恋人と結婚しなかった理由は外せませんね。農ライフを始めて仲良くなった富士江おばあさんは「生活を安定させなきゃ、好きでもない男性とでも結婚すべし」と言い、定年まで勤めたアヤノは「離婚するかもしれない、女は自立が大切」と反論します。久美子は、ホームレスになるかもしれない恐怖で夜も眠れなかった経験を思い起し、否定できません。どちらにも一理あります。

婚活パーティで知り合ったシングルママ静代が、男性のお家訪問で見せる毒舌分析は、なかなか興味深いです。農ガール仲間のヒトミは、親に頼って生きている養蜂男子との結婚を決め、「親がバックについていても、百パーセント頼っているわけじゃない。私の威勢のいい呼び込みで稼いでる。持ちつ持たれつの人生もアリ」と言います。農業学校で知り合った亜美ちゃんの農家の嫁ライフ。超難関の新聞記者という仕事を1年半で辞めた瑞希の主婦ブロガーライフ。結婚後の在りようも様々でてきます。

久美子の結婚観は、会社勤めの頃とは変わり、その上で、自分らしい生き方を見つけます。きっと、読んでいるあなたの結婚観も変わると思います。

結局のところ、結婚は生き方の一部に過ぎません。結婚するか否か。会社勤めか農業か。どう生きるか。どれが正しい、間違っているということはなくて、どれが自分に合っているのかが大事なのだと思います。

 

秋吉理香子さんの『婚活中毒』

婚活ネタのブラック短編集。婚活が上手く行かずに悩んでいる方は、悲しくなると思うので、お勧めしません。 

婚活中毒

婚活中毒

 

 

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ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!