Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

私は、誰を知っているのか

身近な人に自分の知らない一面があったという事実は、時として世界が崩れるような恐怖をもたらします。私は騙されていたのか。何を見ていたのか。何を信じればいいのか。誰かを「知っている」とは、いったいどうゆうことなのでしょうか?

 

今邑彩さんの『ルームメイト』

ルームメイト (中公文庫)

大学に通うために上京した荻野晴海は、下宿先を探して不動産屋を回ってるときに、同じ境遇の西村麗子と知り合い、ルームシェアを始める。ある日、麗子の家賃の振り込みが遅れていることに気づいた晴海は、麗子を探して彼女の実家に電話し、彼女が名前や経歴をかたっていたことを知る。私のルームメイトは、いったい誰なの?

単身赴任先の盛岡から戻った松下貴弘は、不在の妻ユキと連絡を取ろうとして、妻の肉親や友達の連絡先を把握していなかったことに気づく。さらに、ユキがかねてから貴弘の不在中は家を空けていたことを知る。妻は、どこで何をしているのか?

晴海は、ルームメイトの正体を追いかけ、彼女が全くの別人として二重、三重生活を送っていたことが明らかになったとき、彼女が殺害されたことを告げられる。いったい何が起こっているの?

 

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!