Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

アパート経営してみますか

最近、アパート経営を進める広告をよく目にします。賃貸市場は供給過多と聞きますが、宣伝文句のように上手くいくものでしょうか。

きょうは、アパート経営に関する本を3冊紹介します。アパート経営に乗り出そうかと迷っている方は、必ず読んで。アパート経営なんて他人事という方は、人間模様を楽しんでください。人が集まるところではドラマが生まれます。

 

中島京子さんの『花桃実桃』

花村茜は、父親の遺産のアパート花桃館を受け継ぎます。リストラをきっかけに大家業に乗り出しますが、最初の課題は、滞納された家賃の回収と空き室を埋めること。店子の悩みに耳を傾けたり、幽霊や下着泥棒が出没したり。へんな人ばっかり。へんなことばっかり起こります。大家業は、次から次へと出てくる問題を楽しめる人が向いているようです。 

花桃実桃 (中公文庫)

花桃実桃 (中公文庫)

 

 

吉永南央さんの『アンジャーネ』

外国人向けアパートランタン楼の大家業に、若い瑞輝が取り組みます。喧嘩や夜逃げは当たり前、近隣住人とのトラブルが絶えず、警察沙汰になることも。国際色豊かなアパートでは、問題もカラフルで、自分が当たり前と思っていることが常識として通用しません。大家業は、期待通りにはいかない可能性を覚悟しておいた方がよさそうです。 

アンジャーネ

アンジャーネ

 

 

原田ひ香さんの『東京ロンダリング

予想外と言えば、あなたのアパートが事故物件になってしまう可能性もあります。老人の孤独死、自殺や殺人。その後の入居者に事情説明をしなければならないので、借り手が見つかりにくくなります。『東京ロンダリングは、事故物件に住むことで浄化する(=入居者への説明義務がなくなる)お仕事の話です。 まったく大家業は楽じゃないないですね。

東京ロンダリング (集英社文庫)

東京ロンダリング (集英社文庫)

 

 

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