Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本や映画の紹介と、その本や映画を通じて考えたことをアレコレ書いています

☆読書記録

頼れるのは「自分」だけ

宝くじが当たらないかな、白馬の王子様が現れないかな、遺産がもらえないかな。誰だって、人生が素晴らしく好転するシンデレラ・ストーリーを思い描いた経験はあるはず。 益田ミリさんの『一度だけ』 姉の弥生は39歳、バツイチの介護ヘルパー。妹の雛子は…

逆境を照らす光を探して

小説や映画には、本当にこんな人いるのかしらって言うような人物が登場することがあります。正義の味方、ヒーローだったら、お話の中はいいなぁって流すのですが、悪役の方は、いったい何があったのかと気になります。 悪女は、どのようにして生まれるのでし…

あなたの心を支える「安全基地」を見つけよう

あなたは、メンタルクリニックに行ったことがありますか。 アメリカでは、余暇にメンタルクリニックに入院することもあったり、身近な存在のようですが、日本では、まだまだ敷居が高いですね。 小笠原慧さんの『あなたの人生、逆転させます』 新米療法士の森…

春です、春がやって来ます

立春に入りました。雪がチラつくこともあるけれど、 少しずつ暖かくなっていることが感じられて、良いことが起こるのではないかという期待感が膨らんできますね。 志川節子さんの『春はそこまで 風待ち小路の人々』 江戸の芝神明社門前町の外れにある風待ち…

寝る前の読書に最適!父娘のほのぼのミステリ

あなたのご両親との仲は、いかがですか。 仲が良い人も、そうでもない人も、仲良し親子の話には心が和むはず。 こういうの良いなって思うことで、現実に引き寄せることができます。 北村薫さんの『中野のお父さん』 出版社に勤める田川美希は、ちょっとした…

世界が私たちのためにはないのなら。。。

努力は報われると言いますが、積み重ねた努力が無駄になってしまったように感じることもありますね。それでも、きっと道は開けるって信じています。 碧野圭さんの『書店ガール6』 宮崎彩加は、小さな駅中書店の店長となって1年半。ひいきにしてくれるお客様…

日本的仕事観がブラック企業の温床になっています

「ブラック企業」という言葉をよく聞くようになりました。 社員全員が気持ちよく働けるように取り組んでいる会社がある一方で、ブラック企業が次から次へと見つかるのは、なぜなのでしょうか。 原宏一さんの『星をつける女』 紗英は、飲食店や飲食チェーン店…

狭き門をくぐる才能とは何か

あなたは、子供の頃、大人になったら何になりたいと思っていましたか。 世の中には、気持ちの強さだけでは、努力だけではなれない職業、ほんの一握りの人しかなることのできない職業があります。 そんな狭き門をくぐるのには、どんな才能が必要なのでしょう…

どこか遠くに行きたい、そんなときは・・・想像の旅に出てみませんか。

あなたは、外国を旅されたことがありますか。海外旅行には縁がないという方、暇がなくて行かれないという方、簡単にあきらめないでください。 近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』 アラフォー独身OLの奈良瑛子は、一人暮らしのマンション近くで小さな…

自分らしい本棚をつくろう

明けましておめでとうございます。 今年も、本をご紹介しながら、アレコレお話させていただきます。 どうぞ、よろしくお付き合いくださいませ。 新年最初にご紹介するのは、こちら! クラフト・エヴィング商會『おかしな本棚』 本棚を紹介しながら、本棚のあ…

昨日の「普通」と今日の「普通」は同じではない

私たちは、「普通」や「平凡」は大多数や無難を指す言葉だと思っています。 でも、もしかしたら、私たちが思う「普通」で「平凡」なことは、他の人には時代遅れで奇妙に映っているかもしれません。「普通」や「平凡」の姿は、移り変わるのです。 角田光代さ…

迷惑をかけてかけられて、人との絆が出来ていきます

あなたは、困ったときに、ご近所さんに相談できますか。 最近のご近所付き合いというと、挨拶をするくらいで、お互いの生活や事情に踏み込まないのが当たり前になっています。その方が気楽な面もあるけれど、どんどん浅い付き合いになって、ちょっとしたお願…

人を追い詰めない「介護」の知恵とは

私たちが生活していく中では、やらなければならないことがありますね。食事を用意するとか、掃除をするとか。子供の世話をするとか、老いた親の介護をするとか。 自分がやること自体は納得していて、やるのも嫌ではないのに、やらなきゃいけないと考えた途端…

犯罪人の家族は、どう生きればよいのか /夢を託すときには、現実を知らせるべき

学校では、悪いことをしてはいけないと教えられます。でも、悪いことをした家族や友人への接し方は教えてくれません。 東野圭吾さんの『手紙』 武島直貴が高校3年生のとき、兄の剛志が、直貴の進学費用を盗もうと空き巣に入った家で、殺人を犯しました。両…

子供の前で恥じない自分でいよう

子供ができたのをきっかけに行動を改める人って、多いのではないでしょうか。 赤信号のときは、自動車の影も形も見えなくても立ち止まって、青に変わるのをまったり、靴を脱いだ後はそろえたり。 これまで好き放題をしていた友だちが、子供に注意しているの…

勝負するのハートだ!

私たちは、自分が正しいと信じることをやっていくしかありません。 でもそのために、信じることが異なる人と対立しなくてもいいんです。 星野伸一さんの『となりの革命農家』 人口800人余りの集落、大沼で生まれ育った小原和也は、閉鎖的な村社会で衰退産…

「助け」はどこから来るのか

「助け」は、どんな時にどこからやって来るのでしょうか。 困っていても、誰からも助けてもらえないこともあれば、助けを期待するよりも早く、思いがけないところから、助けの手が伸びてくることもあります。どこに違いがあるのでしょうか。 森沢明夫さんの…

殺人犯は、死刑にすべきでしょうか

世の中の問題には、一般論で考えたときと、当事者になったときに、答えが変わってしまうものがありますね。死刑制度もその一つ。 普段は犯罪とは無縁に生きている私たちは、問題を棚上げにしていますが、私たちの世界のことで、私たち自身が当事者にならない…

終わるから、始められるのです

世の中には、一生懸命に取り組んでも、なかなか認められにくい仕事があります。「終わり」に関係する仕事は、その一つです。葬儀屋さん、残務整理屋さん...人の不幸を商売にしているような気がしてしまうのですね。 原宏一さんの『閉店屋五郎』 五郎の商…

家族の問題は複雑。だからこそ、終活のすすめ

あなたは、エンディングノートをご存知でしょうか。 エンディングノートは、万一に備えて、遺される人たちに伝えることを書き記しておくノートです。書く前と後では、かなり心持ちが変わります。まだ書いたことのない方は、ぜひ、試されることをお勧めします…

「知らない方がいい」こともある...のでしょうか

あなたは、「優しい嘘」をどう思いますか。 あなたのことをだまそうとする悪意ある嘘ではなく、あなたのことを想って、あなたが苦しまないためにつく嘘です。 浅田次郎さんの『マンチュリアン・リポート』 昭和3年6月、満州の統治者、張作霖将軍が列車もろ…

ウツになった理由を探して

あなたは、カウンセリングを受けたことがありますか。 誰かから受けた質問に答えようとして、言葉を重ねているときに、「そうだ、そういうことだったんだ」って気が付くことがありますね。答えは、自分の中にある。でも、自分一人で取り出すことができない。…

天命をつかめ!

あなたの好きな偉人は、誰ですか。 素晴らしい功績をあげた方の話を聞いて、あぁ、これがこの人の天命なのだ、このために生まれてきたのだと感慨深く思うことがあります。 この天命は、ごく一部の選ばれた人にだけ託されているのでしょうか。それとも、私た…

「介護」は分担制にしませんか

ある年代になると「介護」が気になり始めます。 親の介護はどうしよう?そして自分の介護はどうなるのか? 迷惑を掛けたくないから、ピンピンコロリがいい。 ん、迷惑?つまり「介護」ってハズレくじなのでしょうか。 岸本葉子さんの『週末介護』 葉子さんの…

「真実」は見つけられるのか?

本当のことが知りたい。たくさんの事実の断片を集めて、つなぎ合わせたなら、真実を見つけられるのでしょうか。 真実はひとつだけ。でも、真実にたどり着けたことは、どうやったら分かるのでしょうか。 集めた断片が十分でなかったり、偽りが含まれていたり…

「介護格差」が哀しすぎて泣けてきます

あなたは、資産家のご出身ですか。たくさん貯蓄されていますか。 資産状況を起因とする「格差」問題が話題に上るようになって久しいですが、「格差」は介護の世界にも広がっています。 林真理子さんの『我らがパラダイス』 パート主婦、細川邦子は、兄嫁が認…

運命は変えられます!

あなたは、占いはお好きですか。先行きに不安を抱えたり、迷ったりしたときに、占い師に相談したことは、おありでしょうか。 自分の運命がどうなるのか、すごく気になることありますよね。でも、せっかく教えてもらった運命が、あまり嬉しくないものだったら…

「助けて」という声が聞こえますか

あなたは、最近、新しい友だちをつくりましたか。 大人になると、なかなか新しい友だちができにくくなります。それは、出会いの機会が減ることもありますが、他人と関わることに臆病になるからです。 小路幸也さんの『空へ向かう花』 小学6年生のハルは死の…

長男の嫁と「介護」ー厄介な「世間」さまが問題を大きくしている

あなたのご両親、あなたのパートナーのご両親は、お元気ですか。 介護は、逃げたくても、逃げ切れない、忍びくる問題です。両親を送り出した後、今度は自分が介護してもらう側に立つ日がやってきます。決して、他人事にはできません。 谷川直子さんの『私が…

直観を信じて、羽目を外してみよう

あなたは、最近、何かに夢中になったり、ワクワク、ドキドキしたことは、ありますか。なんだか、年を取ると、どうしてもアレがしたい、コレは諦められないといった強い思いに駆られなくなったような気がします。 岸本葉子さんの『カフェ、はじめます』 44歳…