Book In Life 迷子の本棚

テーマにあった本の紹介と、本を読んで考えたことをアレコレ書いています。

簡単でお洒落な一品! 佳代のキッチンの「豚小間とキャベツのブレゼ」を作りました

こちら↓の記事で紹介した『踊れぬ天使 佳代のキッチン』に出てくる「豚小間とキャベツのブレゼ」をつくりました。 

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材料:

 

作り方:

  1. 豚小間に塩コショウして、ニンニクとともにバターで炒めます
  2. 豚小間にカリッとした焼き色がついたら、キャベツをいれます
  3. キャベツがしんなりしたら、白ワインを多めに入れ、オレガノローリエ、ブイヨンを加えて、弱火で10分ほど蒸します
  4. ロシアのボルシチ風に酸味のあるサワークリームをかけます

 

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試作メモ:

ニンニクがホクホクおいしい、パンにもご飯にも合う一品です。ぜひ、お試しください。

 

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「復讐」か「癒し」、どちらを選びますか

酷い目に遭って悔しい、そんなときは、どうしたらよいのでしょうか。酷いことをした相手に「こんちくしょう」とやり返したら、痛快で気持ちがおさまるかしら。それとも、「大変だったね」っと労わってもらうのが良いでしょうか。

あなたなら「復讐」か「癒し」、どちらを選びますか。

 

原田ひ香さんの『復讐屋成海慶介の事件簿』

美奈代は、社内恋愛の男にフラれ、出世の踏み台にされていたことを知り、復讐屋「成海事務所」を訪ねます。料金が高額で払いきれないことが分かると、復讐の技術を学ぼうと押しかけ秘書になります。復讐屋には、悔しい思いを抱えた依頼人たちが集まってきます。成海は、どのような方法で復讐を進めるのか。美奈代は、復讐を果たすことができるのでしょうか。 

復讐屋成海慶介の事件簿

復讐屋成海慶介の事件簿

 

 昔見たドラマに、最大の復讐は幸せになることだというセリフがあったのを思い出しました。理不尽な仕打ちに憤りを感じるのは、当然のこと。でも、行動を起こす前に、自分がどんな人生を送りたいのか、本当に望んでいることが何かを考えることが大切です。悪い奴を懲らしめることよりも、自分が幸せになることを優先すべきなのです。

 

森沢明夫さんの『癒し屋キリコの約束』

純喫茶「昭和堂」は、心に傷を負ったお客さんたちに救いの手をさしのべる「癒し屋」として知られています。訳ありで「昭和堂」に身を寄せたカッキーこと柿崎照美は、美人オーナーの有村霧子が、持ち込まれた悩みをユニークな方法で解決して、依頼人の心を癒すのを目撃します。 

癒し屋キリコの約束 (幻冬舎文庫)

癒し屋キリコの約束 (幻冬舎文庫)

 

霧子は、訳ありの過去に決着をつけるときを迎えたカッキーに「ありがとう」と言うようにアドバイスします。その理由を霧子は、こう説明します。

人間の心って不思議なもんでさ、自分で断ち切ったはずの過去には、いつまでもつきまとわれて重たいんだけど、しっかり受け入れた過去は、その瞬間から軽くなるんだよね。

自分の過去をしっかり肯定してさ、あの過去があるから、いまの自分があるって、そんな風に受け入れて感謝できた瞬間に、人は過去から自由になれるとようにできてるんだよ。

過去は断ち切るのではなく、受け入れる。よし、前に進もう!というときは、たとえ演技でも、心を込めて「ありがとう」という。覚えておきたいですね。 

  

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私たちは、どうしてペットを飼うのだろう?

あなたは、ペットを飼っていますか。ペットと言えば、イヌとネコのどちらが好きか、どちらを飼いたいかを質問するイヌ派vsネコ派論争がありますね。小鳥や魚、爬虫類を飼う方もいらっしゃいますが、やはり、ペットの代表格はイヌとネコなのでしょうか。

きょうは、飼い猫をテーマに紹介します。

 

吉野万里子さんの『連れ猫』

亜沙美は、ひとりで生きていくのが寂しくて、恋人と同棲を始めます。恋人は2匹の猫を飼っていて、名前は「ソリチュード(いい孤独)」と「ロンリネス(悪い孤独)」。恋人からDVを受けるようになり、亜沙美が別れを告げると、恋人は、ひとりの寂しさを紛らわすために、猫を 1匹連れていけと言い出します。この後、亜沙美はどう生きていくのか。引き裂かれた2匹の猫はどうなるのでしょうか。 

亜沙美と2匹の猫の目を通して、生きていく寂しさとは何か、寂しさとの向き合い方を考える、やや重めの小説です。 

連れ猫

連れ猫

 

誰かと必死で群れるより、寂しいことになれた方がいい。きっとどんな人でも、一生分の寂しさの量ってあまり変わらないのよ。普段から寂しい人は、それに慣れて強くなって、死ぬときにきっとそれほど孤独を恐れない。逆に、いつもさみしいことから逃げて、群れて群れて過ごしている人は、死ぬまさにその瞬間、巨大な孤独に飲み込まれると思うの。

 これは、亜沙美の母親のセリフ。

一人で生きていくことに寂しさを感じて、パートナーを探したり、ペットを飼い始めることは、とても自然なことです。ただ、パートナーがいれば、ペットがいれば、寂しくなくなるかというと、そんなことはなくて、むしろ、寂しさが増すこともあります。

まずは、自分一人で寂しさに向き合うことが必要で、それができた後で、パートナーやペットと、寂しさを抱える者同士、寄り添って生きていくことができるのだと思います。

独りになったソリチュードは、こう言っています。

オレもひとりぼっちで、でも笑って過ごしてるぜ、

っていうのを見せようと思う。

 

  

有川浩さんの『旅猫リポート

ナナは、サトル(宮脇悟)の猫。生粋の野良であることに誇りを持っていましたが、サトルと出会って飼い猫になります。5年が経ち、サトルには、ナナを飼い続けれられない事情ができます。ナナは、サトルに連れられて、新しい飼い主を探すお見合いの旅に出ます。

子供の頃、引越しが多かったサトルの旧友は、各地に散らばっています。家業の写真館を継いだ幼なじみ、農業を営む中学時代の親友、ペンションを経営する高校時代の友人カップル。ナナは、サトルを取り巻く人と知り合っていきますが、お見合いはまとまりません。ナナはどうなるのでしょうか。そもそも、なぜ、サトルはナナを手放さなければならないのでしょうか。

旅猫リポート

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いまさらですが、ペットは家族です。 一度、心を通い合わせたら、簡単に別れることなんて、できないのです。 

 

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あなたの居場所は、どこですか

あなたの居場所は、どこですか。そこでは、どんな役割を担っていますか。

もし、お家や職場で、居たたまれない思いを感じることがあるのなら、ちょっと、立ち止まって考てみてください。

きょうは、居場所をテーマに紹介します。

 

原宏一さんの『踊れぬ天使 佳代のキッチン』

佳代は、厨房車に乗って全国を旅する「調理屋」。食材を持参してもらえれば、どんな料理でも作ります。

佳代が旅する調理屋を始めたのは、失踪した両親の行方を捜すためでした。両親捜しに一応の決着がついた今、佳代は、落ち着かない想いを抱えています。

弟から「おせっかいの塊」と呼ばれる佳代は、行く先々の土地で悩める人に遭っては、何とかできないかと心を砕きます。悩める人たちとの関わりの中で、佳代が見出したものは何だったでしょうか。 

踊れぬ天使 佳代のキッチン

踊れぬ天使 佳代のキッチン

 

佳代は、過去に自分も苦労したから、困っている人を放っとけないと言います。この感覚を大事にしたいです。

苦労は少ないに越したことはないですが、苦労の経験があることで、他人の痛みを理解できるのなら、他人に優しくできるのなら、苦労した甲斐があったと言えるかもしれません。 また、苦労の経験の先に、自分の役割が見つかるかもしれません。

 

加藤元さんの『ひかげ旅館へいらっしゃい』

有村なるみは、突然の父親の訃報を聞いて、父親が経営していた「ひかげ旅館」に向かいます。両親が離婚して以来、顔を合わせることはなかったけれど、いつも手紙で悩み相談に乗ってくれていました。本当なら、夫とギクシャクするばかりで離婚目前なことも相談したいと思っていました。

傷心のなるみを迎えた「ひかげ旅館」は、おんぼろで、悪趣味な安宿。訳ありの従業員に、訳ありの泊り客。なるみは、父親の意外な素顔を知っていく中で、戸惑いながらも、自分の道を見つけます。 

ひかげ旅館へいらっしゃい

ひかげ旅館へいらっしゃい

 

表通りの旅館には、表通りの商売があるし、ひかげ旅館にはひかげ旅館の生き方があるでね

 これは、なるみの父親の生前の言葉です。

人の生き方は千差万別。自分らしくいられるところが、自分の居場所で、自分の生き方です。 

 

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世の中には、風変わりな仕事があるものでして

あなたの友だちの仕事は、何ですか。お隣さんの仕事は、何ですか。

どんなお客さんに何を提供しているのか。自分の仕事のことは分かっても、他の人の仕事はよく分からないもの。

この世の中には、いったい何種類の仕事があるのでしょう。えっ、そんな商売があったのって驚くような仕事もあります。

きょうは、変わり種のお仕事をテーマに紹介します。

 

風野真知雄さんの『穴屋でございます』

佐平次は、「どんな穴でも開けます 開けぬのは財布の底の穴だけ」という看板文句で、穴屋稼業をしています。佐平次は、金山の坑道掘りから根付の細工師や宮大工の見習いまで経験し、目についたあらゆる穴に挑戦してきました。のぞき穴、猫の鼻輪、笛の穴、抜け穴。佐平次の元に、さまざまな穴を開ける依頼が入ります。人はどんな事情で穴を求めるのか。佐平次は、どうやって要望の穴を開けるのかを楽しむ短編連作です。 

あなたなら、どこにどんな穴を開けてもらいますか?

穴屋でございます (徳間時代小説文庫)

穴屋でございます (徳間時代小説文庫)

 

  

乾ルカさんの『ばくりや』

「ばくりや」は、「あなたの経験や技能などの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたします」がチラシ文句の能力交換業。能力交換は、いわば相互移植で相性第一なので、受け取る能力を選ぶことはできません。女に異常に好かれる能力、移動先で必ず荒天になる能力、就職した会社が必ずつぶれる、ちょっとしたことで涙があふれだす、、、自分の能力を持て余した人々が「ばくりや」を訪れます。彼らが代わりに手に入れた能力は何か。彼らの人生は、能力交換で好転するのでしょうか。短編連作です。

あなたも、手放したい特別な能力をお持ちですか? 

ばくりや

ばくりや

 

 

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